自転車乗りとして、○○一周というのはなぜか惹かれるものがありますよね。
たくさんの一周スポットがある中で、おそらく厳しさで1、2位に上がるであろう場所が、伊豆半島一周です。
距離はたいして長くはないですが、なんといっても圧倒的高低差。脚力との闘いを強いられます。
1. 伊豆半島一周 コース概要
- 距離:231 km (小田原~南伊豆:106 km / 南伊豆~沼津:125 km)
- 獲得標高:7133 m
(小田原~南伊豆:2849 km / 南伊豆~沼津:4284 km)
海岸沿いを走るからといって侮ることなかれ。伊豆半島の海岸沿いを通る道路は、崖を這うようにして走っています。
数百年前は一つの火山島して存在し、フィリピン海プレートに乗ってどんぶらこ~ドッカン!と本州にぶつかってできたとされる伊豆半島は、ユネスコ世界ジオパークに認定されるほど豊かな地形をしています。
そのためか海沿いは断崖絶壁のエリアが多く、のぼってはおりて、のぼってはおりての繰り返しとなります。その上、車通りが多く、路肩の狭い道ばかりなので、お世辞にサイクリングに向いている道とは言えません。
それでも伊豆半島を一周するコースはサイクリストから絶大な人気を誇っているようで、実際に走ってみてもたくさんのライダーたちと出会いました。
そんなサイクリストから愛される、伊豆半島一周コースについて紹介していきます。
2. 伊豆半島一周 実走記録
3. 伊豆半島一周 アクセス
電車を利用する場合は、 伊豆箱根鉄道・小田急線・JR「小田原」駅を出発地点にするとよいでしょう。
古くから城下町、宿場町として栄えてきた小田原は今や知らない人はいないでしょう。昨今は外国人観光客が多く、自転車を組み立てているとたまに外国人の方が声をかけてくることがありますが、レッツ国際交流!ということで笑
自転車を組み立てるなら東口がいいです。伊豆半島一周のコースとなる国道135号線側に近いのが主な理由です。東口を出るとポスト前が比較的スペースがあるのでそこで自転車を展開するといいでしょう。
車でスタート地点まで行く場合は「三井のリパーク 小田原浜町2丁目」に車をとめて置くことをおススメします。
というのも駐車料金がとても安い!一日最大料金が600円(しかも繰り返し適用!)なので、二日間といても1200円。これは安い!
閑静な住宅街にある駐車場なので基本的に「空」です。
西湘バイパス「小田原IC」から5分、小田原厚木道路「小田原IC」から10分のところにあります。
参考 三井のリパーク 小田原浜町2丁目 公式ページ三井のリパーク
このコースは三島駅をゴールに設定しています。ですので三島から小田原まで移動手段を考えなくてはいけません。といっても考えられるのは以下の2つでしょう。
- 自転車で箱根の山を越える
- 電車を使う
一つ目はもういっちょ自転車で頑張ろう!というもの。ただし箱根の山登りで有名な小田原⇒芦ノ湖のコースとは違い、三島⇒芦ノ湖のコースはかなり急な傾斜なのであまりおすすめはできません。ヒルクライムに自信のある方はぜひ挑戦してみては?
二つ目はお手軽、電車で箱根の山をスルーパスしてしまおうというもの。総延長7,804mの丹那トンネルで三島~熱海を結ぶJR東海道線で熱海まで行き、さらに宇都宮線or湘南新宿ラインで小田原まで行くことができます。所要時間は40分ほど。
電車に自転車を持ち込むことを「輪行」といいます。輪行をするためには基本自転車を輪行袋に入れなくてならず、ちょっとしたお作法があります。下の記事ではその輪行の仕方を詳しく解説しているので是非ご参考までに!
4. 伊豆半島一周 宿泊場所
伊豆半島を一周するうえで、私がお勧めする宿泊場所は「ゲストハウスりん」です。
場所は南伊豆町の東側、弓ヶ浜海岸から徒歩10分程度のところにあります。2017年開業ということで、とてもきれいな宿です。
またオーナーとその奥さんはとても気さくな方で、私がリビングルームでこのブログを書いていた時にサザエを焼いて晩酌をして頂きました。
一泊素泊まり4500円、リーズナブルで快適な宿ということで皆さんいかがでしょうか?
5. 伊豆半島一周 見どころ調査
熱海城は1959年に築城された観光施設で、歴史的に実在していたものではありません。…が、観光施設としてはとても充実した場所だと思います。
伊豆屈指の絶景ビーチ、白浜海岸。海水浴はもちろん、サーファーにも人気で、彼ら曰く波質がよいとか。以前ゲストハウスで一緒になった人が言っていました。
周りには高級なホテルなどもあり、ちょっとしたリゾートになっています。
「いろうざき」と読みます。伊豆半島最南端のこの岬は先っちょまで歩いていくことができます。先まで行くと、もう何と言っていいのやら。とにかく壮大です。
石廊崎の最突端には熊野神社の祠があり、何やら御利益のありそうな雰囲気を醸し出しています。
伊豆に来たならぜひとも寄りたいところ。
西伊豆から富士山が一望できる数少ない絶景ポイント。どうでしょうか?前の意味深な二つ岩とのコントラストも相まってかよい雰囲気をだしています。
御利益とか、歴史とかは正直良く分かりません。実際、創祀年代も不明だそうです。
とはいえ、富士山が見える!これは見どころとして追加しないわけにはいかないでしょう。富士山が見える風景にはずれはないですからね。
6. 伊豆半島一周 まとめ
伊豆半島を一周するときは大きく東と西にコースを分けることができますが、東西で全く特色が違います。
東側は比較的アップダウンが少ない(といっても2000mは登ります…)ですが、西はその倍の4000mは登ります。基本的にメインは国道を走りますが、国道といっても西側は酷道(国道だけに)で自転車で走っている方はあまり見かけません。結構ガチな方がまれに走っているようです。
私も頑張って走りましたが、正直二度と西伊豆は走りたくはないですね…。自分の実力を試したい方、精神修行をしたい方はぜひ挑戦してみてください!