【豊岡~舞鶴】海の京都をチャリで回る!伊根、天橋立【自転車】

今回の旅は2022年11月に旅を終えた豊岡からスタートし、一泊二日で丹後半島を周り舞鶴、若狭湾と走り敦賀に向う旅です。

1. 今日の天気と気分

2023年3月11日(土)。天気は晴れ、最高気温は15度。

2. 実際に走ってみました

6:00 (- km)
大阪の居室から豊岡へ出発

6時半にマンションから自転車に乗って大阪駅まで走り桜橋口の端っこの方で自転車を解体。

行く人に見られながら自転車を輪行袋に詰めて京都への電車に乗り込む。

休日の朝だというのに車内は座れない程度に混んでいた。京都に何用だろうか、みんな。分からん。

京都駅に到着後は特急きのさきのホームへ急ぐ。出発まで30分はあるから急ぐ必要は全くないのだが、何故かホームの移動はいそいそとしてしまうのだから不思議だ。

キヨスクで朝食となるパンを購入し待合室で食べた。この待合室には私以外に他にも貴婦人一人と、中国人と思われる夫婦と赤ん坊三人がそれぞれ簡単な朝食を取っていた。おそらくみんな城崎温泉に行くのだろう。

温泉、いいなあ。今回私は城崎温泉の一駅手前の豊岡駅で下車してすぐに出発なものだから城崎を楽しむ余裕は今日の私にはない。また今度ゆっくりと訪れたいものだ。

特急きのさき1号が京都駅のホームに入ってきた。

すぐに車内には入れずに5分程ホームで待った。今回も最後尾の座席裏に自転車を置くため、先頭に並んでいた。

車内清掃等が済み入口のロープが外されたので、大きな自転車を抱えながらいそいそと電車に乗り込む。

朝一の電車だからか車内はそこまで混んでいなかった。乗車率40%といったところだろうか。

京都から2時間ちょっと。軽く仮眠を取りつつ豊岡駅までの時間を過ごした。

9:55 (0.0 km)
豊岡で自転車を組み立て出発だ

車窓から田んぼや畑が広がるのんびりとした田園風景を楽しんでいたが、いよいよ建物が多くなり豊岡駅に到着。

兵庫県で一番面積が大きい豊岡市だが、そこの主要駅である豊岡駅は土曜日なのに寂しい雰囲気。地元の子どもたちが待ち合わせをしていたりとのんびりとした日常が流れていた。

10時前には出発したかったので急いで自転車を組み上げ、豊岡市街地を一瞬にして走り抜けよう。

豊岡の商店街の一部に「かばんストリート」と呼ばれる場所があり、鞄専門店が数多く並んでいた。鞄は地域の名産品であり、「豊岡鞄」としてブランド化されている。今日まで知らなかった。

写真の先に写っているのが鞄を売っている自動販売機。珍しいが自動販売機でわざわざ買おうとは思わないからマーケティングとは難しいもの。と私は思うが実際の効果は如何なものか。少なくとも宣伝にはなっているから効果ありか。

10:37 (12.5 km)
京丹後市へ。まずは久美浜へ

久美浜に向かうにはまず豊岡から一山越える必要がある。序盤だったので難なく山越え完了。今日はあといくつ100m程の山を越えるのか。考えると少しだけ気が滅入る。

京丹後市に突入。京丹後市は丹後半島の殆どを絞める大きな町なので正確には久美浜に突入と言った方が正しいか。

2004年に京丹後市と合併した久美浜は牡蠣とか鯛せんべいが特産品らしい。ふむ。

思わず二度見してしまったのだが、このサイズ感で交番?少しだけ調べてみると昔は警察署だったみたいですね。久美浜町の合併に伴って交番になったのか。

 

こちらは久美浜湾。人一人おらず静かだった。自転車を漕いでいる間はせわしないが、自転車を止めると時の流れがいっきに遅くなる感じが癖になる。

 

久美浜を出ると引原峠を越えて網野へと向かう。

峠越えの途中、謎の植樹スペースを発見。こういう土地って誰がどういう目的で所有するのだろうか。1億人も人がいれば1億通りも考えがあるからな、何か面白い意図でもあるのかもしれない。

峠のピークに差し掛かろうとしたところに日本の標準時子午線を示すモニュメントを発見。

東経135°に立ってみる。

何も感じなかった。

11:30 (25.4 km)
高天山を越えて網野町へ

さて網野町だが何があるだろう。

静御前の生誕地があるようだ。義経の妾だ。小学生の時に読んだ歴史マンガで名前を見た時以来に静御前というワードを目にした。

あと琴引浜も有名だ。砂が特殊なのか、踏みつけるとキュッキュッとなる。らしい。砂浜には正直面倒だったので立ち寄らず、実はこの後立ち寄る道の駅で琴引浜の砂を触れる体験コーナーがあったのでそこで聞いてみたのだ。

 

下り坂から見る海は日本どこであっても絶景だ。

風を切りながら鼻歌を歌う。これ最高。

なんの変哲もない海岸線だが何かに惹かれて景色をカメラに収めた。あの花崗岩の崖が良いのか。

綺麗な入り江を発見。写真では伝えることが出来ないのがもどかしが、実際はかなり道との高低差があり圧巻なのである。

調べてみたら「ワニガグチ」という名がついているようだ。どういうネーミング・・・?

12:29 (41.9 km)
道の駅でお昼

12時を回りそろそろ昼ごはんの時間だ。

初めは本当はこのエリアで人気の創作和食屋さんに寄りたかったのだが、どこから沸いてきた?と思わざるを得ない行列に負け、違うところを探すことにした。

そして行きつく先は道の駅「てんきてんき丹後」。テンキテンキは、この地域の民俗芸能であり、その名は踊子たちが唱える掛け声に基づくものだそうだ。ちゃんと意味はあるのだ。

そんなてんきてんき食堂で私が食べた朝食は、アジフライ定食。

いや、本当は地元の名物でもあれば食べて見たかったさ。でもなかったのだ。仕方がない。

とりあえず腹いっぱいになったので道の駅をぶらぶら。

これが噂の琴引浜の砂の音を聞く体験コーナー。砂をすり棒でごりごりと。すると、、、「グッグッ」という音が。これでいいんだっけ。

13:58 (56.3 km)
経ケ岬を越える

さて、腹ごしらえも済んだ。

今から経ケ岬を越えるのだがこれから待ち受ける高低差100mちょっとのいくつかの峠を思うと少しだけ憂鬱。何度もgoogle mapを見て確認。

山越えの前の町で見つけたちょっと印象強かった駐在所。ふと立ち止まってカメラに収めてしまったが何故だろう。

またすぐの所に航空自衛隊の経ヶ岬分屯基地が見えてきた。ここはレーダ基地だそうです。

隣は米軍基地もありました。こんなところにも米軍の基地があったんだな。

そして日本の棚田百選に選ばれている袖志の棚田。ちょっと時期が良くなかったのでそこまでの景色だったぜ。

 

さていよいよ経ケ岬に近づいてきた。

所々道路工事のためか一方通行のためのタイマー式信号が設置されていた。向こうの信号が青になる前に坂を登り切らなくてはならないからプレッシャーだった。

せっせと登りまして経ケ岬に到着。数組ツーリングの人たちが居たがとても静かな場所だった。

14:56 (72.0 km)
伊根の舟屋

岬を越えたら丹後半島の東側を攻める。

伊根の舟屋を次の目的地に定め、ひたすらペダルを踏み続ける。ここからは楽勝かと思っていたが意外とアップダウンがあって辛い。

やはり日本海側の海岸線。断崖絶壁が続く。

少し平野部に入ると少しお洒落な小学校。オレンジ屋根の小学校って何かいいな。

また峠。これぞド田舎バス停。バス停名まで峠。他になかったのだろうか。

 

そしてようやく伊根の舟屋に到着。流石にここは観光客で溢れていた。

自転車と相性が良い景色だ。数枚写真を撮って次の目的地へ。

15:54 (88.3 km)
天橋立

伊根から天橋立はフラットな道のり。とにかく無心で15kmを走る。

するといつの間にか天橋立が見えてきた。途中街宣車が五月蠅かった記憶があったりなかったり。

一度だけ天橋立に訪れたことがあるが、こっちからのアングルの天橋立は初めてだった。全体が見えるし人も少なかったので結構穴場かも?

自分の自転車で天橋立を走るのはなんか新鮮な気分だ。これで日本三景は全て自転車で制覇した。

天橋立の南側は人が集まっていて注意しながら自転車で抜け、宮津までとりあえず進む。

ここからはローカル線である京都丹後鉄道を楽しむため、宮津~西舞鶴間20kmは輪行することに。

電車の時間まで少し時間があったので道の駅で休憩。

こういう時の休憩はお金を気にせず旨そうなものを食べる。ジンジャエールとソフトクリームだ。

16:57 (93.3 km)
宮津から舞鶴へは電車を使う

道の駅から5分程度の所にあるひっそりとした宮津駅。

もう少し賑やかな駅かと思っていたが待ち合わせの車が数台止まる、ゆっくりとした時間が流れている駅だった。

切符は食券形式。行先毎にボタンがある。

西舞鶴までは600円。

この京都丹後鉄道は実はWILLERという学生時代に世話になった長距離バスを運営している会社が経営しているみたい。

色々とネットで調べて見ると結構この鉄道も人を呼び込むために経営を頑張っているようだ。

電車に揺られること30分。終点の西舞鶴に到着。後乗り前降りのワンマン電車のため、俺は大きな自転車を抱えていたのでつっかえないように一番最後に列車を降りた。

17:58 (- km)
舞鶴で夜を明かす

日が落ちてきたこともあり哀愁が漂う駅前。聖書を配っている二人組がいた。

とにかくまずは宿に行き荷物をおいて風呂に行きたい。

この商店街を通り抜けた先にある古民家が本日の宿なのだが、町一番の商店街にしては人が誰もいない。

少し商店街を外れるた道を行くと…。

本日の宿はこちら。古民家を利用したホステル。

味があって良いな。自転車も中に入れてくれた。


この居間でチェックインを行う。本日の客は私のほかにフランス人とドイツ人が一人ずつの計3人らしい。

相部屋だが人数も少ないから静かに過ごせそうだ。

 

自分のベッドに荷物をおいて着替えたらようやく風呂だ。

外はもう真っ暗だ。商店街の中にある銭湯へ早速向かおう。 

今回行く先頭は宿の人曰く文化財登録されているここら辺ではかなり有名なものらしい。

おお。大正感溢れる佇まいだ。実際に大正12年に建築されたようだ。

ふう…。きれいさっぱり汗を流して気分さっぱり。

後は夕飯だ。

近くの人気そうな居酒屋を数件回ったが意外とどこも満員。結局入ったのはお客さんゼロの食堂。まあこれも出会いか。

デカいテレビでWBCが流れていたのでゆっくり観戦しながらお腹を満たした。

 

自分のベッドで明日の準備を整えて10時過ぎには就寝。明日も早いのだ。

おしまい

 

3. 実走記録

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