丹後半島・若狭湾の旅の二日目。
1. 今日の天気と気分
2023年3月12日(日)。天気は晴れ、最高気温は15度。
今日も昨日に引き続き良い天気だったが後半は風が少し強くて大変だった。
2. 実際に走ってみました
おはよう。今日もいい朝だ。
まだみんな寝ているのだろう、宿の中も宿の外もまだ静かだった。
今日の目的地は敦賀。ここから国道27号線沿いだと88km。ただ少し道を逸れる予定だから若干長い距離を走ることになる。
出発地の西舞鶴から軍港がある東舞鶴までは一山越える必要があり、早速一汗かいた。
山を下り海が見えてきた。と同時にラッパの音がどこからともなく聞こえてきた。なるほど7時か。近くの海上自衛隊学校の起床ラッパだ。
道沿いから数隻の自衛艦を見ることができた。やっぱり生で見ると迫力が違う。
そういえばまだ朝飯がまだだった。
太陽もちょこっと昇ってきたところで、朝飯をどこで食べようか・・・。まあ食べるところは決まっているけどな。
今回もコンビニで栄養補給。昼に美味しいもの食べるから今はこれで。別にこれも美味しいけどね。
敦賀から90mちょっとの山を越えると高浜町へ。
太陽も随分と上がってきた。
何か高浜町のことを書こうと思ったのだが、特にない・・・。
wikiで何かないかなと調べてみたけど、うーん。
というわけであおい町へ。
海に面している線は短いけどグッと内陸部に広がっている、ひん曲がったなすびのような形をしている。
大島半島に掛かる青戸の大橋は、この先にある大飯発電所の建設に伴って作られた海上橋。
この先に行くのはやめておこう。疲れるから。
橋を後にすると次は小浜市へ。
小浜市というと「オバマを勝手に応援する会」というのが有名。だった気がする。
そんなことを考えながら、ふと見えた若狭湾の海が美しい。
誰も人が居ないだろうと分かってあの森の中に、もしかしたら人が居るかもしれないと思うとなんか気になって仕方がない。
とまあ実際に足を踏み入れるわけにはいかないので想像だけにしておきまして、小浜の市街地へ降りていく。
特に何も知らずに訪れた場所だったが、実は「小浜西組重要伝統的建造物群保存地区」という文化的に有名な場所だったみたい。
静かで、団体で来るには場違いのような、そんな場所だった。
小浜の保存地区を抜けてここからは丘陵エリア。国道162号線をひたすらと走る。
徐々にこれから昇るべき山が見えてきた。
最初は緩やかな坂。いつになったら急な坂が来るのだろうか。
とか思っていたらトンネル。この先結構トンネルがあったので、案外楽勝だった。
トンネルの入口にはそれぞれイラストが彫られていて面白かった。
こんなんとか。
こんなんとか。
途中、梅の花(違ったら恥ずかしい)が綺麗で思わず写真に収めた。
棚田も美しい。
お米の品種は何だろうか。コシヒカリ?ハナエチゼン?
お米の次は魚。
アワビやサザエが獲れるみたい。密漁はダメ。
先ほども述べているがこのエリアはトンネルが本当に多い。
そしてこの辺りのトンネル全てに言えるのだが、出入口の照明がしっかりと付いている一方で中腹は何故か照明がなかった。
この暗さはやばい。自転車のライトがないと自殺行為だ。
暗いトンネルを抜けると、パッとまぶしい光が辺りを包む。
そして飛び込んでくる絶景。これを10回くらい繰り返していく。毎回目に入る景色が異なるので何度でも楽しめる。自転車旅が辞められない理由の一つがこれですな。
丘陵エリアを抜けてようやく平たい直線の道に出た。
まもなく三方湖(みかたこ)という湖があり、その湖畔にミシュランにも載っているという噂の鰻屋があるとのこと。
鰻屋自体はそこまで目を見張るような店構えではなく、その隣にある生け簀の方を何故か写真を撮っていた。
ここに鰻でもいるのだろうか。
鰻のことを考えていたらそろそろお腹が減ってきた。
途中に寄った道の駅「三方五湖」ではコンビニで買っていた一本満足バーをぱくり。
これでお昼までのエネルギーは十分だ。
道の駅からは国道27号と下道を使って敦賀へ近づいていく。
基本は国道でいいのだが、所々自転車では走れない箇所がありその都度下道に降りる必要があった。風も強くなって来てこの時が一番精神的にきつかったな。こういう時の10分は1時間くらい長く感じるので、でもそれが癖になったり、自分でも良く分からない。
お待ちかねのお昼の時間。本日は「なかや」という関峠手前の如何にも国道沿いといった感じの定食屋でお昼ご飯をいただくことに。
いろいろ定食メニューはあったが、なんか一番凄そうなものを頼んだ。
うーん、旨い!ボリューム満点で味も最高に美味しい。若干日焼けでひりついていた鼻の感覚も忘れるくらいに夢中に食べていた。
(89.0 km)
お腹もいっぱいになったところで、最後のひと踏ん張り。
先ほどの定食屋があった県道225を通って敦賀に行く場合、関峠という峠を越える必要がある。
しかし私は疲れている。すぐ近くに国道27号がトンネルを掘っていることを知っていたのでそちらを行くことに。
トンネルを抜けると敦賀の市街地が見えてきた。
のだが・・・。
工事現場から流れ出ていた赤い水溜まりを踏んでしまい、自転車が汚れてしまった。
駅まで放置すると漕ぎりついてしまいそうだったのですぐ拭くことに。
敦賀市街に入ると銀河鉄道999のオブジェがあちこちに。
松本零士さんの出身地ではないですが、敦賀はかつては東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由していたことから1999年の敦賀港開港100周年を記念して「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」のブロンズ像が設置されたとのこと。
当時の偉い人が松本零士ファンだったのだろうか。ちょっと無理やり感が否めない。
駅前商店街は日曜日にしては若干寂しい。もうすぐ新幹線も開通するから、少しは街並みも変わるだろうか。
駅ビルは立派なものが既に完成していて、中で特産品の購入が出来た。
帰りはサンダーバードで大阪まで二時間かけて帰宅。
今回も事故なく旅を終えた。また次の旅で。
3. 実走記録
途中で記録が切れてしまったので二分割…。