秩父のサイクリングコースを紹介します。今回は寄居を出発して長瀞・秩父・滝沢ダムとほぼ秩父鉄道沿いを走ります。
1. 秩父サイクリングコースについて
- 距離:78.46 km
- 獲得標高:1,264 m
寄居駅をスタート地点とし、石畳で有名な長瀞、最近何かとアニメの舞台になる秩父、そして奥秩父にある二瀬ダム・滝沢ダムをめぐるコースです。帰りは三崎口駅から秩父鉄道で輪行をして寄居駅に戻ります。
2. 秩父サイクリング実走記録
3. 秩父サイクリングするためのアクセス
寄居をスタートに設定しているので、まずは寄居に行かなくてはなりません。
ここでは電車・車の2通りのアクセス方法を紹介します。
電車を利用する場合は、JR八高線・秩父鉄道 寄居駅 をスタート場所に設定します。東京から2時間弱の距離です。
駅に到着したら今回メインのコースとなる国道140号線に出やすい北口に出て自転車を組み立てましょう。
関越自動車道が近くを走っているので、東京からのアクセスがとても良いです。花園ICから10分程度で寄居町に着きます。
さて車をどこに置くかですが、さすが田舎です。寄居駅近くに一日最大料金200円、500円の格安駐車場がありました。
4. 秩父サイクリングの見どころ調査
写真は実走後に掲載予定。
国指定史跡に指定されている野上下郷石塔婆は、高さ5mにも及ぶ、現存する中で日本で一番の大きさを誇る石塔婆です。石塔婆とは、 供養塔として使われる石碑のことを言います。
長瀞といったら岩畳をイメージする方も多いのではないでしょうか。国指定名勝・天然記念物に指定されている岩畳は、その特殊な地形を間近に観察できることから「地球の窓」とも呼ばれています。
こちらも国指定名勝・天然記念物に指定されており、その名の通り赤みがかった
紅簾石を見ることができます。世界的にも貴重なものらしいのですが、普通に上に乗っかったりジャンプしたりすることができます。
登録有形文化財に指定されているこの建物は、大正時代に旅館の別館として建設されました。白とピンクで塗られたこの建物は、今でこそ違和感はありませんが、大正の当時はさぞ珍しいものだったことでしょう。
紅葉スポットとして有名な渓谷です。駐車場は一応ありますが、5台くらいしか停められないようなので自転車で訪れるのは正解かも知れません。
三十槌の氷柱は高さ10m、幅50mの巨大な天然氷柱です。冬の時期はライトアップもされて観光客がとても多いイメージです。最近メディアへの露出が多い感じがします。
二瀬ダムは別名秩父湖とも呼ばれており、荒川の最上流に位置します。二瀬ダム沿いには秩父と甲府をつなぐ国道140号線が走っていますが、ひと昔前までは難所が多く、点線国道(車両が通行できない)となっていたようです。
滝沢ダムは2011年にできた比較的若いダムで、このダムによってできた湖は奥秩父もみじ湖と呼ばれています。
なおこのダムの建設に伴い、上述の国道140号線の整備がされたようです。
滝沢ダムの下流箇所に位置する雷電廿六木橋は、見る者の目を奪う美しい曲線で高低差120mの道を接続しています。さまざまな賞をとっているこの橋は、上流の滝沢ダム側から観るのが美しいでしょう。
5. 秩父サイクリングのまとめ
獲得標高が1000mを超えるこのコースは中級者向けとなりますが、距離的には80kmに満たないので、見どころをゆっくりと観て回るのがよいでしょう。
この記事で挙げた見どころ以外にも穴場スポットはたくさんあるみたいなので、自分だけの穴場スポットを見つけてみるのもよいのではないでしょうか。