2. 紀行
朝6時起床。
朝食を家で食べようか少しだけ迷ったのですが、SAで朝食を取るというのもなんか旅行ならではの雰囲気を味わると思ったのでちょっどだけ鳴る腹の虫を抑えて、東名高速道路の海老名SAまで我慢することに。
8時すぎ頃に海老名SAに到着して、朝ラーメンを決めます。
エネルギー補充完了。これで今日一日元気よく旅ができそうです。
実は次の予定は11時開店の蕎麦屋”朴念仁”でお昼を食べることだったのですが、さすがに朝食の次に昼食へ直行というのは気が引けたので、海老名SAでどこで時間を潰すかを考えました。
その結果、修善寺までの道の途中にある修善寺への途中にある伊豆の国パノラマパークに寄ることに。パノラマパークというのだから、富士山が一望できる場所なのでしょう。楽しみです。
新東名の長泉沼津ICから伊豆縦貫自動車道に入り20分ほど走ると、伊豆の国パノラマパークに到着。
まだ営業開始時間の10時から少ししか経っていないのでそこまで人はいないかと思っていたのですが、思いのほか人が多くびっくり。十数人程度の列の最後尾に並んで、ロープウェイのチケットを購入します。
チケットを手に定員4名のロープウェイに乗ること5分、標高452mに広がる”空中公園”に到着します。
お土産屋やカフェテラスなどが充実した公園となっていて、ここで1時間くらいは余裕で時間を潰せそうです。
散策する前に、まずは富士山をバックに写真撮影をしましょう。
っと、天気はいいのですが富士の周りにはお邪魔な雲が付きまとっていました。雲がはけるのを少し待っていたのですが、雲はどいてくれない。今回は腰が重い雲に負けてしまいました。まだまだ写真を撮る機会はあるのでそこで再チャレンジすることとしましょう。
修善寺に行くならお昼はここ!と事前のリサーチで彼女が決めてくれていたのですが、どうやらすごい人気店でかなり並ぶらしい。
ということで開店早々到着。心配してきた車の置き場も、お店の3台しかない駐車場に停めることができて一安心。
緑が映える竹林の小径を眺めながら、名物の十割蕎麦と桜エビのかき揚げを頂きます。
うん、お上品。蕎麦の香ばしい香りと一緒にツルっとした食感がお上品。表現が拙すぎてこれ以上は食べることに集中致します…。
昼食を食べた後、今度は体を動かすべく”虹の郷”へ。
虹の郷はテレビでも紅葉の様子が放送されるほど紅葉で有名らしく、これは期待です。
紅葉の写真を撮ろうと公園内を徘徊すること1時間ちょっと。そこで撮影した写真たちを一挙公開。
桜。
熊。
トーテム(熊)。
そしてお祈り…。
ごめんなさい。紅葉は至る所にあって綺麗な写真もたくさん撮れたのですが、正直どれもありきたりすぎて逆に載せることができませんでした。
虹の郷で体を動かした後、糖分が必要ということで甘味処へ。
その前に一度車を本日泊まる宿に置いて、徒歩でお店に向かうことに。
修善寺の脇に入り、本当にお店があるのか?と疑いたくなるような辺鄙な道を進むこと10分ほど。お目当ての場所に到着です。
とても小さなお店で同時に4組ほどしか入れないのですが、私たちが到着したときにはすでに満席だったのでお店の庭先で待ちます。
スマホをいじること10分がたった頃、満足そうな顔で一組の夫婦が出てきたので私たちはすかさずお店のなかへ。
案内された席に着き、お品書きを眺めて何を注文するか考えます。やはりここは王道でということで「抹茶(季節の上生菓子付)」をオーダーすることにしましょう。
うん、お上品。
基本ドカ食いの私ですが、ちょこっとずつ食べるこのスタイルはまた違った満足感をもたらしてくれます。
チャックインするときに必ずと言っていいほど聞かれる、「お夕食は何時に致しますか?」という問いかけ。
毎回聞かれるたびに悩んでしまうのですが、今回は夕食後に外を散策したかったのでちょっと早めの18時を選択。
美味。質、量ともに満足な夕食でした。
夕食を終えて会場を出ると、昼間とは打って変わって静けさが広がる回廊がそこにはありました。
宿の中も美しいですが、外も美しいです。
宿を出て5分ほどの所にある”竹林の小径”に向かいます。夜はライトアップされており幻想的な夜の散歩を楽しむことができます。
訪れると人はまばらで写真を撮るには絶好のタイミングでした。
小径のベンチに男女が手を取り合う影が。何のモチーフかは忘れてしまいました。
一通り竹林の小径を楽しんだ後、足湯に入ってみたりしてすこしほっこりしながら宿に戻る途中、何やら奇妙にライトアップされた境内を見つけました。
日枝神社、というなんとも寂しい雰囲気を漂わせた神社はには、夫婦杉をはじめとして他の杉の木も太くまっすぐ伸びていて壮観でした。
冷えたからだを温めるべく温泉に入り、物思いにふけりながら火照った体を冷ますべく中庭で涼みます。
そして22時になると屋台で一椀のラーメンが宿泊客に振舞われるとのことで、これは頂かないわけにはいかないということで宿内の回廊にある屋台へ。お夜食を食べてもう満足。
本日はおやすみさせて頂きます。