私は今まで走ってきたルートを地図上に記録していて(ブログのホームにも掲載している地図のこと)、ちょっと和歌山~大阪の未走ルートが目立ってきたので早速走って地図を埋めることにしました。
1. 今日の天気と気分
今日は2020年7月12日(日)。
大阪は梅雨真っただ中でここのところ雨続きでしたが、この日はなんとか天気が保ってくれました。
そして昼過ぎには日差しも出てきて少し日焼けする程度に太陽が顔を出していた、そんな天気です。
2. 実際に走ってみました
四つ橋線でなんばまで、そして南海本線に乗って1時間超、和歌山を目指します。
さすがにこの時間帯に大阪から和歌山に向かう人は少ないだろうと思っていたのですが、思いのほか人がいて少しびっくり。
一車両20人くらいはいたかな。写真じゃ伝わらないけど。
和歌山駅ではなく和歌山市駅に到着。今日はここをスタート地点とします。
自転車を組み上げてからキヨスクで一本満足バーを買って朝食をすませ、サイコンに今日のコースをロードさせて準備完了。
スタート地点の駅を取りあえずカメラに収めてと。
駅舎の最上階(三階)というベストプレイスに漫画喫茶が入っているあたり、ザ・地方都市といった感じがします。
和歌山市駅から大阪府の県境までの道のりはひたすら田舎道。その田舎道とはすなわち県道七号線のことですが、ところどころ中央線がない道が続きます。
人通りのない田舎道を走っていると、ふと可愛らしい落書き?が目に入りました。
ここまで可愛いともはやアートなのではないかと思えてきます。
で、少し自転車を走らせると加太港付近にやってきました。
ここからは正面に友ヶ島、右手に地ノ島を望むことができます。いずれも無人島ですが、友ヶ島の方は観光島として毎日定期航路が設けれられています。
大学4年の時、友人たちと友ヶ島でキャンプしたのが懐かしい…。
加太港からずっと海沿いを北上していきます。
だんだん晴れ間が見えてきました。
大阪府に突入。
もうちょっと派手な出迎えがあってもよいのだけど。ちょっと拍子抜け。
大阪に入ってすぐのところにある道の駅、とっとパーク小島が見えてきました。
ここは釣り人のためのスポットという感じで、道の駅から伸びる桟橋にはたくさんの釣り人がひしめき合っていました。
阪南市に入るとそこはもう市街地。
ただこんな市街地の中に、教科書でしかお目にかかったことのない古墳があるというので、さっそく行ってみることに。
期待して来てみればなんじゃこの森は。
想像していた古墳とはずいぶんとイメージがかけ離れていました。もうちょっと外から形が分かる感じかと思ったのですが、これでは全く全体像が見えません。
古墳は航空写真で見るのがいいのかもしれませんね。
県道63号線をずっと北上していくと、なんか城みたいな建造物が見えてきました。ただ近づいてみると橋の主塔ですね、あれ。
田尻スカイブリッジというみたいのですが、主塔が工事中でビルのように見えました。
橋を渡るとふるさと納税騒動で有名な泉佐野市に入ります。
泉佐野には関西の空の玄関、関空があります。
関空への空港連絡橋をみるためにりんくう公園へ行きました。
本当は先の空港まで見れるかなと思ったのですが、想像以上に距離があってよく見ることができませんでした。
そういえば去年の台風で貨物船が連絡橋にぶつかって壊していましたが、今ではその形跡は見当たりません。
空港を過ぎるとずっと工場地帯を走りぬけます。
工場地帯の風景は大阪も横浜も千葉もどこも同じ感じですね。高速の下をずっと走っていく感じです。
大阪の約5パーセントは埋立地と言われていますが、一つ一つの島が町みたいになっている感じ。
一つの島にたくさんの企業の工場や倉庫が立っています。
島の入り口に案内板がかかっていて、ずらっと企業の名前が。どこも知らない会社だ。
また少しすると火力発電っぽい煙突が見えました。
ただ調べてみると新日本石油精製の製油所みたいです。
ひとつ賢くなりました。
堺市には大小の古墳がたくさんあります。
とりあえず地図で気になったいくつかの古墳を見てみることにします。
まずは「いたすけ古墳」。
住宅街にぽつんと佇むこの小さな古墳はとても静かな空気に包まれています。
次に「御廟山古墳」。
ここはツアーのおばさん方が何組か来ていてあまりゆっくり見ることができませんでしたが、ここってそんなツアーで来るほどの古墳?と思ってしまいました。
ただよくよく考えるとここ百舌鳥・古市古墳群という世界遺産ですね。
ツアーが組まれるのも納得です。
そして日本一デカい「大仙陵古墳」。
仁徳天皇が眠っています。やっぱり大きいすぎて正面からでは全体感がつかめませんね…。
しっかりと整備されており、いかにも観光地という雰囲気でした。
中に入るのはなんかあまり気が進まなかったので、外から見るだけにしておきました。
大阪湾岸は人工島と人工島の間をたくさん橋が架かっており、なぜかその橋は一つ一つが無駄に高い…。
その代表的な橋がまずこの新木津川大橋。
自転車は車道を走れないので、歩行者と兼用の階段で登っていきます。
階段を登ると、橋の上からは大阪の街並みが一望できます。
まず左手西側は大阪湾の工場地帯と全長980mにも及ぶ美しいトラス橋を望むことができます。
このトラス橋は港大橋といって、日本で一番長いトラス橋、世界でも3番目に長い橋です。
そして右手東側を見てみるとあべのハルカスをはじめとした大阪のビル街を望むことができます。
で、この新木津川大橋の何が魅力かというと、このループ状の道。
50mもの上り下りを限られた敷地で行うために作り上げられたこのループですが、ちゃんと歩道がついており自転車でも降りることができます。
ただ急カーブで先が見えなのでゆるりゆるりと徐行をしながら走らなくては。
この記事を書いている今となっては何も感じない、ただのIKEAなのですが、
走っていた当初はこのデカさに圧倒されてシャッターを押さざるを得なかったんですよね。
シャッターを押した後は海遊館がある人工島まで行って、そこから渡し船でUSJのある人工島まで渡るという道のりなのですが、まずその海遊館に行くまでの橋がこれまたえげつない。
どこまで伸びるんや、と突っ込みたくなるような橋です。
実際に上ってみても先が見えない。
いや、右に大きくはみ出して下りているのが分かるかな。
ここの橋をランニングしたり散歩したりしている人が結構いて、みんな元気だなあ、と一人感心していました。
ちなみに橋の下を覗いてみると少年たちが野球をやっていました。
ちょっと足を止めて試合の行方を観たくなる気持ちを押さえて、先を急ぎます。
大阪にはいくつか無料の渡し船があると聞いていたので、せっかくなので今回乗ってみることに。
私が乗ったのは天保山渡し船。
こんな人工島と人工島を結ぶ渡し船に需要があるのか疑問だったのですが、私が渡船場に着いたときには観光客が数人ほど待っていました。
googleの口コミによると、USJへ通勤するキャストの方々の足にもなっているようです。
このゲートから船に乗り込みます。
歩行者も自転車も無料だというのだから太っ腹ですね、大阪市。
船に乗っている時間は約1分。あっという間に向こう岸に到着です。
渡し船を降りるとすぐそこがUSJの敷地で、ぐるりと回る形で走ります。
ときどきキャーと聞こえる悲鳴、あれはフライングダイナソーでしょうか(ドリームザライドかな?)黄色い悲鳴が聞こえてきますが、コロナ下では年パスを持っていない私には関係のない世界です。
USJを過ぎたすぐのところには貨物ターミナルがあります。
左手にはUSJのためのホテルが連なっており、コンテナと行楽地、目的が異なる土地が隣り合わせになっているさまはなんか面白いです。
でもよく考えたらディズニーランドもそんな感じか。
大阪での滞在地である中之島に到着です。
今回は100kmにはギリ届かないライドでした。
また梅雨が明けたら日本一周ライド、したいと思います。
それでは。
3. 実走記録