若者の車離れ?そんなの知らん!欲しいものは欲しいのだ!でもお金が…。
私はごくごく一般的な20代サラリーマンですが、東京都文京区在住でMINI CLUBMANのオーナーです。(すでに2台目…笑)
もしあなたに車が欲しいという感情があって、それをためらう理由がお金であるならば迷わず購入するべきです!人生は1度きり、あなたが乗りたい車は今しか乗れないかもしれませんよ?独り身だからこそ、乗れる車というのもありますし。
そんな考えを持っている私が、リアルな車の維持費についてご紹介いたします。
1. 車の維持に必要な費用
まず、車の維持に必要な品目とその費用をざっとまとめてみました。
品目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
駐車場代 | 30,000円/月 | 東京都新宿区 |
自動車保険 | 60,000円/年 | 5,000円/月 |
自動車税 | 34,500円/年 | 2,900円/月 |
重量税 | 24,600円/2年(※) | 1,000円/月 |
自賠責保険 | 21,550円/2年(※) | 900円/月 |
車検 | 80,000円/2年(※) | 3,400円/月 |
合計 | – | 43,200円/月 |
費用は車の種類や入る保険等によって上下しますが、平均的な値段を書いてみました。
そしてガソリン代は上記には記載していません。というのも、レンタカー等を借りた場合もガソリン代はかかるのであり、車を所有するとき特有のコストではないので割愛します。
さあそれでは、それぞれの費用がどのようなものなのか確認してみましょう。
毎月かかる費用
自動車の維持費で毎月の負担となるのは、この駐車場代でしょう。
東京都23区の場合、場所や立体or平置駐車場かで値段に差はありますが、1ヶ月あたり2万〜4万円が相場になるかと思います。
もちろん、駐車場代のかからない一軒家などに住んでいる場合はこの費用はかかりませんが、都心で、しかも20代サラリーマンが駐車場付きの一軒家に住むことはなかなか難しいですよね…。
マンションや近くの月極駐車場を借りるしかありませんので、多くの人にとっては避けられないコストでしょう。
1年ごとにかかる費用
自動車保険は年払いが基本ですが、保険会社によっては月払いも可能です。
保険料は年齢、免許の色、年間走行距離、保証範囲等によって変わってきますが、
26歳以上/ゴールド/年間走行1万キロ未満/本人運転時のみ保証かつ車両保険をつけない場合、ネット保険ならば年間5万〜7万円です。
自動車保険への加入は任意ではあるものの、強制加入である自賠責保険では、被害者に対して最大4,000万円のみしか保証されません。交通事故での賠償金は昨今高額になるケースが多く、数億にも及ぶケースが多数存在します。
また、自賠責保険では相手側のヒトに対する保障だけでしかカバーしておらず、自分の怪我や物損については保障対象外となりますので、入るのが無難でしょう。
自動車税も1年に1回支払う必要があります。ただしこれは車を購入してから1年ではなく、4月1日時点で車を保有している者に課せられる税金で、毎年5月頃に納付用の手紙が自宅に届きます。
金額は所持している車の排気量により異なり、また若干ですが新車登録年度が2019年10月1日よりも後かどうかでも異なります。
さらに、エコカーであれば環境性能によって25〜75%の減税を受けられます。
私が保持しているミニクラブマンは排気量が1498cc、初年度登録が2017年なので34,500円(2020年9月現在)となります。
2年ごと(新車の初回は3年)にかかる費用
重量税は車検時に合わせて支払うため、2年に一度(新車なら初回のみ3年に一度)課税される税金です。
その名の通り、車の重量によって課税額が変わりますが、エコカー減税対象か否か、新車登録時から13年超過しているか否かで大きく課税額が変わります。
私のミニクラブマンの場合、重量が1,430kgかつ新車登録から3年しか経っていないので2年で24,600円となります。
自賠責保険も車検時に保険料を支払い(つまり2年に一度※新車なら初回は3年)ます。
自家用乗用自動車ならば保険料は2年契約で21,550円(2020年10月時点)となります。
新車ならば購入から3年後、それ以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。
車検費用は検査費用+パーツ交換等の修理代で構成されますが、
どこで車検をするかで大幅に異なり、例えばディーラーに任せる場合はそもそもの検査費用が高く、交換パーツも純正品を使用したりするので約5万〜10万円は考えた方が良いでしょう。
その代わり点検項目が充実しているので、安心して車を乗り続けることができます。
オートバックスやイエローハットなどショップですと、点検項目数を選択できたり、交換パーツも互換性のある安価なものを選択できたりするので、約3万〜7万円程度で済みます。
本当にお金をかけたくない場合は、直接車検場に持ち込んで最低限の法定項目のみを検査するという方法がありますが、この場合は1万〜2万円で済みます。
2. いくら収入があれば…
冒頭で「買うのをためらう理由がお金なら迷わず買え!」と言った手前こんなことを言うのは気が引けるのですが、自動車税や車検など諸々の費用を毎月積み立てていくことを考えると、毎月約43,000円の負担に耐えうるだけの収入が必要になってきます。
家賃や食費、そして将来への貯蓄等々を考えると少なくとも手取り20万円以上は必要になってきますよね。ただ手取り20万だと正直、家賃を低く抑え、さらに飲み会等の交際費を極力控えてようやく車代が捻出できるといったところでしょうか…。
3. 少しでも負担を下げるには
私がここで強くお勧めするのが、コストを下げるのではなく収入を増やせ!です。
その方法とは、ずばり持っている車を人に貸して稼ぐのです。
Anycaというカーシェアプラットフォームを用いいれば、誰でも簡単に車を貸し出すことができます。
一回貸し出すごとに約1万円の収入を得ることができるので、月三人を目標に貸し出すことができれば駐車場代は難なくカバーできるという寸法です。
本当にそんな上手くいくの…?と思われるかもしれませんが、あなたの住まいが都心であればあるほど、カーシェアの需要が高いのです!実際に私も車を公開してからすぐに貸し出しオファーが入ってきました。
Anycaの説明はここでは公式サイトに譲りますが、他人に車を貸すことにあまり抵抗がない方でしたら、是非ともこの方法で車の維持負担を少しでも減らしてはいかがでしょうか?