1日目に引き続き自転車で三陸を北上していきます。この日は南三陸を出発して、気仙沼、陸前高田、大船渡、釜石と進んでいきます。
大船渡~釜石は最近全線開通で話題となった三陸リアス鉄道に乗ってみたかったので、輪行で旅をしました。
1. 今日の天気と気分
今日は4月28日(日)。
昨日の天気が嘘のような晴れ模様。気温も16度と絶好のサイクリング日和。毎日がこんな天気だったらどんなにサイクリングが楽しいことか…と
2. 実際に走ってみました
毎回自転車旅では7時出発がデフォルトだったのですが、この日は100kmも走らないから時間にも心にも余裕が生まれたのでだらだらと8時出発。
ここが宿泊していたi-roomというホテルなのですが、三陸沖でチェーン展開しているようでちょくちょく見かけました。なかなかにきれいでよかったです。
・
昨日からもう飽きるほど見ているのですが(たぶんこれからも)、国道45号線にはこのように東日本大震災の津波の浸水区域を示した表示板がもれなく設置されています。毎回「えっ、ここまで津波来たの?」と驚かされるばかりです。こういう看板があると、いざというときに逃げる高さの目安になるから良いですね。
・
毎度の堤防・道路の工事なのですが、ここら辺はもう人が住んでいないのになんでこんなにしっかり工事するんだろう…と少しだけ疑問に思ったりしました。
峠を越えると気仙沼。
・
ここは陸前小泉という場所なのですが、もう要塞都市ですね。ダムみたいです。
気仙沼にあるシャークミュージアム(観光客向けの市場的なかんじ)に寄ってみました。地域のおじさんたちがバンドの練習をしていたり、建物の二階では大量のこいのぼりを上げる準備をしていたりと、地元の人たちでにぎわっている印象でした。
・
施設の中でひときわ目立ったのがこの壁画。ベルギー在住の画家が震災復興のためにわざわざここまで絵を描きにきてくださったようです。
・
施設の上からは漁港を一望できます。
気仙沼から陸前高田へはお馴染み国道45号線を使います。ここを右折ですね。
・
でました国道あるある。突如現れる自動車専用道路。自転車はトンネルを使うことができず、峠を坂道で越えなくてはなりません。
・
まあでも慣れたもので、いい景色を拝めるからいいか~と広い心でむしろ楽しんで走ることができるくらいには成長しました。
実際に良い景色です。
岩手県・陸前高田に入ります。
・
坂を下りてかつての市街地に入るとまず目に入ったのが、「奇跡の一本松」。こうしてみると、よくあの一本だけ残ったなと思います。奇跡というのは大げさではなかったです。
・
GWということもあって、それなりに観光客が訪れていました(もちろんみんな車orバイク笑)。とはいえ人がいるのは一本の松と、新しく作られた道の駅だけ。
・
少し進んだところに取り壊されずに残っているアパートがありました。5階まで津波が到達したというのだから驚きです。
衝撃的だった陸前高田の市街地を抜けると今回最大の難所、通岡峠を越えます。高低差150m。これを自転車で越える辛さを伝えたいけど、写真ではどうも伝わらないのがもどかしい。というか辛くて写真なんてとる余裕ないですが…。
とりあえず、こちら頂上で取った一枚です。
自転車を漕ぐのはここ大船渡までで、ここからは三陸鉄道で釜石までいきます。
と、その前にまずは昼食を地元の食堂で頂きます。玉子丼美味しかったです。
・
電車の時間まで時間があったので一時間ほど盛駅の近くのカフェで休憩。やっぱりコーヒー屋さんのコーヒーゼリーは美味しいですね。
・
時間が来たので三陸鉄道の始発駅、盛駅から電車に乗ります。
・
切符買うスタイルです。
・
なかなか味のある1枚が撮れました。
・
このまま釜石まで1時間弱ゆらりゆらりと電車に揺られます。
釜石駅に到着です。駅前は特に賑やかいわけではなく、中心地はもう少し海寄りの方みたいです。
・
ホテルにチェックインする前にぶらっと港の方を散策。海上保安庁の船が泊まっていました。
・
ここの堤防は窓がついていました。…窓がついていても景観が良くなるわけではないのですが、少し海が覗けるのはうれしいですね。
ホテルにチェックイン。ここの宿の人が理解ある人で、自転車を部屋の中に持ち込んでも良いと仰ってくれました。部屋の中でクリーニングができます。
・
さて夕飯ですが、本当は近くの人気の居酒屋に行こうと思ったのですが、行ってみたら満席で断られてしまいました…。とぼとぼとコンビニ飯と、謎のハンバンガー自販機で200円のチーズバーガーを購入。買ったら猫に狙われます。
・
寂しい夕食ですね笑 写真ブれてるし…。
・
昔は日が落ちるまでひたすら自転車を漕ぐスタイルをとっていましたが、3時くらいに余裕をもって現地入りした方がゆっくりできていいなあ、と思うこの頃です。
では、今日はここまで。