サイクルコンピューターをいざ買おうと思ってもいろんな種類が出回っていて、冷静にどのサイコンが自分に合っているのか見つけ出すのはなかなかに至難の業です。
ここではサイクルコンピュータをブランド別にご紹介します。ビビッとくるブランドが見つかれば幸いです。
サイクルコンピューターにはどんなブランドがあるの?
本サイトでは、管理人が独自に調査した中で是非ともみなさんにおすすめしたいと判断した、以下の6ブランドのサイコンを紹介いたします。
ブランド | ||||||
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国 | アメリカ | アメリカ | 中国 | 日本 | アメリカ | 台湾 |
設立年 | 1989年 | 2009年 | 2012年 | 1954年 | 2007年 | 2009年 |
価格帯 | 20,000円~100,000円 | 30,000円~50,000円 | 5,000円~20,000円 | 7,000円~20,000円 | 15,000円~30,000円 | 9,000円~50,000円 |
安いものでは5000円台から高いものでは10万円までと、かなり価格帯が広いです。センサーをスポークに取り付けて速度を計測するものや、GPSで速度を計測するものなど、様々なタイプがあります。
本ページではブランドの説明がメインですので、機能別の比較は少し不十分に感じられるかもしれません。そのように感じた方は、是非とも以下の記事をご覧いただければと思います。
ガーミン(GARMIN)
国 | アメリカ合衆国 |
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設立年 | 1989年 |
価格帯 | 20,000円~100,000円 |
高級サイコンの代名詞ともいえるガーミン (Garmin) は、アメリカ合衆国で創業されたGPS機器メーカーで、航空、船舶、自動車、フィットネス&スポーツ、アウトドアなどのさまざまな市場に向けて、革新的なGPS技術を用いた製品を作り出しています。最近だとスマートウォッチもたくさん出しています。
そんなガーミンが展開するサイクルコンピューターは、ツールドフランスをはじめとする、UCIプロツアーチームのライダー達と共同開発され生まれた”Edgeシリーズ”を展開しており、プロライダーをはじめ、世界中のサイクリストから支持を得ているGPSサイクルコンピューターです。
2022年現在は安いほうから”Edge130“、”Edge530“、”Edge830“、”Edge1030“とグレードが用意されています。
“Edge530“以上のグレードには地図表示機能が備わっており、”Edge830“以降は更に端末だけでナビゲーション機能が使うことができたりと高機能。
“Edge530“も地図表示とルート表示を行うことができますが、事前にスマホアプリでルートを作成する必要があります。
ワフー(wahoo)
国 | アメリカ合衆国 |
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設立年 | 2009年 |
価格帯 | 30,000円~50,000円 |
Wahooはアメリカジョージア州アトランタに拠点を置くフィットネステクノロジー会社です。室内サイクルトレーナー器具では有名な会社です。
Wahooの提供するサイコンはGarminにも引けを取らない最新機能が満載で、スマホの通知をサイコン上に出すことができるなどあったら嬉しい機能が標準で備わっています。
2022年現在では”ELEMENT BOLT“と”ELEMENT ROAM“の二種類のサイコンが発売されています。
“ELEMENT BOLT“と”ELEMENT ROAM“の違いはどこにあるかというと、ずばり大きさ。
“ELEMENT BOLT“が7.7cm × 4.7cmなのに対して、”ELEMENT ROAM“は8.9cm × 5.4cmと一回り大きいものとなっています。そのほかの機能、正直差別化されていないです。
iGPSPORT
国 | 中国 |
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設立年 | 2012年 |
価格帯 | 5,000円~20,000円 |
ここ数年でサイクルコンピューター界で存在感を放つようになってきた、中華製サイコン”iGPSPORT”。お手頃な価格帯にも関わらず、スマホ連携やケイデンス測定、ナビゲーション機能がついているなど高級サイコンに引けを取らない性能を誇ります。
2022年現在、iGPSPORTはサイコン専業の会社として常に革新的な技術を追い求めており、今後も目が離せないメーカーの一つでしょう。
キャットアイ(CAT EYE)
国 | 日本 |
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設立年 | 1954年 |
価格帯 | 7,000円~20,000円 |
株式会社キャットアイは大阪市東住吉区に本社を置く、自転車部品等の開発、製造をする企業です。自転車用リフレクター(反射材)においては国内シェア70%、国外シェア40%にのぼります。
キャットアイが提供するサイコンは、外国製のものに比べて機能面で足りないものがある印象(例えば地図表示機能)ですが、電源寿命の長さやGPSに頼らない安定した速度計測が可能といった面で、その良さを表現しています。
キャットアイは2000円程度の有線式サイコンも提供していますが、ここでは無線式のみをご紹介いたします。
レザイン(LEZYNE)
国 | アメリカ合衆国 |
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設立年 | 2007年 |
価格帯 | 15,000円~30,000円 |
LEZYNE(レザイン)は、米国カリフォルニア州サンルイスオビスポに拠点を構えるアメリカンアクセサリーブランドです。
2007年に某有名パーツブランド出身のドイツ人がアメリカで立ち上げ、コンピューターの数値制御による機械加工を用いた完璧な精度と美しい輝き、自転車パーツが芸術品になったかのようなプロダクトの数々がLEZYNEの特徴とも言えるでしょう。
その完璧なる機能美は、トップクラスの使い易さはもちろんのこと、所有する喜びまでも満たしてくれる唯一無二のバイクツールです。
ブライトン(bryton)
国 | 台湾 |
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設立年 | 2009年 |
価格帯 | 9,000円~50,000円 |
個人的に一番押したいのがこのBryton。
BrytonはGPSを搭載した一般電子製品を開発生産する台湾の企業で、カーナビなどを手掛ける大手GPS関連企業から独立した社員が立ち上げられました。 サイクルコンピューターだけでなく、GPSウォッチ等の開発生産も行っています。
Brytonのサイコンは見た目が丸っこくて可愛らしい印象です。ですがその姿とは裏腹に備えている機能は一級品、ガーミンやワフーに引けを取りません。
そして何より他のメーカーとは一線を画すナビゲーション機能。通常のルート表示やナビに加え、道を間違えた際のリルート(ルートの再検索)を自動で行ってくれます。知らない土地を旅することが多い人にとっては待望の機能といえるでしょう。