肩こり。それはもはや国民病ともいわれる病気です。
私も大学時代から肩こりを発症し、首から肩にかけて慢性的な痛みに苦しめられています。
残念ながら、肩こりは効果的な治療法がまだ見つかっていないため、痛みを抑えるだけの対症療法の薬を服用するほかありません。
なぜ塗り薬なのか?
肩こり用の薬は、大きく湿布タイプ、塗るタイプ、飲むタイプの3つに分けることができます。
どれも基本的な効果成分は同じですが、私は塗るタイプが好きです。飲むタイプの薬は飲んですぐに効果を実感できないし、湿布タイプは張るのが煩わしかったりすぐ剥がれたりしてどうも好かない・・・。
やはり使った瞬間効果が実感できる、メンソール配合の塗るタイプの薬のほうが好きです。
調査する商品
薬局に行くとたくさんの肩こり用の塗り薬がありますが、たくさん種類があってどれが一番よいのか正直ぱっと分かりません。そこで有名どころの商品の成分を分析して、どれが一番効果があるのか調べてみたいと思います。
今回調査する塗るタイプの肩こり緩和薬は、以下の6つです。
どれもそれなりに有名な薬ですね。薬局に行けば手に入るものです。
成分の調査
さっそく成分を調査してみると、以下の3種類のどれか一つが入っていることが分かりました。
- インドメタシン(1g中10mg)
- フェルビナク(1g中30mg)
- ジクロフェナクナトリウム(1g中10mg)
それでは、これらの成分のうちどれが一番効果があるのでしょうか。一つ一つ成分の特徴を見てみましょう。
1.インドメタシン
インドメタシン(Indometacin)は、抗炎作用をもつ成分です。また、抗炎作用以外に鎮痛作用も持ちます。もともとは関節リウマチ、変形性関節症の鎮痛剤として使われています。
胃腸が荒れることがある。
2.フェルビナク
フェルビナク(Felbinac)は、抗炎症、鎮痛作用を持った成分です。皮膚から痛む患部に浸透し、炎症を引き起こす物質の生合成を抑制する作用があります。
特に副作用は認められていない。
3.ジクロフェナクナトリウム
ジクロフェナク(Diclofenac)は、解熱・鎮痛効果があります。関節炎、痛風、腎結石、尿路結石、片頭痛などの鎮痛目的で使用されています。さらに、小規模から中規模な手術後や、外傷、生理痛、歯痛、腰痛、筋肉痛を和らげるためにも使用されている、かなり汎用性の高い強力な鎮痛剤です。
よく用いられている薬ですが、発疹、かゆみ、皮膚障害、胃部不快感、腹痛などの複数の副作用が認められています。
結論
三つの成分を分析しましたが、完全に個人的な(≒科学的な根拠はない)意見を言うとすれば、一番強い効果が期待できるのは、「ジクロフェナクナトリウム」ではないでしょうか。
ただ副作用の危険性もありますので、体質的に副作用を気にされる方は、「フェルビナク」の成分が入った薬を使うことをおすすめします。
強い効果が期待できる肩こり薬は…