1. 佐渡島サイクリングコース
- 距離:189.4 km
- 獲得標高:2,547 m
2. 佐渡島とは
佐渡島(さどがしま)は離島の中では一番大きな島で、本州、北海道、九州、四国と沖縄の次に大きな島です。5万人以上もの人が住んでいます。
佐渡と言えば日本の天然記念物であるトキの生息地や、日本随一の産出量を誇った金山で有名です。また流刑地としても有名で、1221年に承久の乱で敗れた順徳上皇、1271年に鎌倉幕府や他教を批判した日蓮聖人、1434年に時の将軍の怒りを買った能楽の大成者である世阿弥など名だたる人が流されています。世阿弥が流されたこともあり、佐渡は能文化がとてもよく根付いていて今でも能舞台の開園がたくさん催されています。
四方を海で囲まれた島ですが稲作がとても盛んで、また佐賀牛を代表とした畜産にも力を入れています。
海産物もとても豊富で、カニ・エビ・イカなどの水揚げや牡蠣の養殖、アワビ・サザエなどたくさんの海産物に溢れています。
3. 佐渡島の見どころ
佐渡で初めての灯台として、1895年に点灯しました。現存する日本最古の鉄造りの灯台で、その歴史的・文化的価値を認められ「世界灯台100選」にも選ばれています。
「赤亀・風島なぎさ公園」の海水浴場から望む鉄石英の赤い大きな岩。中央部に空洞のある奇岩で、亀の親子が寄り添っているようにも見えます。「昔、水津の漁師が大時化に遭った際、大きな亀が現れ、船はその背に乗って港に戻った。亀は岩となり、村人たちは“赤亀”と名付けた」。そんな言い伝えが残る奇岩で、赤亀明神を祭る祠があります。
県道45号佐渡一周線の終点付近、小木半島突端の沢崎鼻に建つ灯台です。昭和3年(1928)に光が点り、現在のものは昭和62年築の2代目。佐渡を訪れた歌人・与謝野晶子(1878-1942)が沢崎鼻灯台を詠んだ歌を残しています。24.2mを超える佐渡一の塔高で島の南西端の海を守ります。
真野から小木へと向かう越の長浜にそびえる高さ10mほどの奇岩。緑色を帯びた安山岩で、遠くを見つめる人間の横顔に見えることから「人面岩」と呼ばれています。
標高167mの一枚岩が海に突き出している姿は圧巻。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』二つ星として掲載された巨岩です。あたりは50万株100万本ものトビシマカンゾウの群生地で、黄色い花が一面に広がる季節は多くの人が訪れます。
4. 佐渡島へのアクセス
佐渡島へはフェリーで使って行くことができます。佐渡島には飛行場がありますが、現在定期便が運休しているためフェリーでしか行くことができません。
フェリーでは新潟港から両津港まで普通船で約2時間30分、高速船で1時間で行くことができます。1日3~5本就航で、運賃は二等普通船2,550円、高速船は6,640円から。また直江津港から小木港も高速船で1時間40分で行くことができます。1日1~2本就航しています。
5. 佐渡島のおすすめ旅プラン
東京から日帰りで佐渡へ行くことができます。ですが、始発と終電で行くとしても島では休憩なしで平均時速30kmで走り続けなくてはならないため、ゆっくり観光をしたい方は1泊することをおすすめします。
フェリーは季節によって運航ダイヤが変わるので、あくまで参考程度にごらんください。(2020/4/1~2020/4/23想定)
交通費は37,160円です。
日程 | 時間 | 場所 | 備考 | 値段 |
1日目 | 6:08発 | 東京駅 | ||
(2時間5分) | ↓ 新幹線 | とき301号新潟行 | 11,940円 | |
8:13着 8:30発 | 新潟駅 | |||
(10分) | ↓ 自転車 | 5km | ||
8:40着 9:40発 | 新潟港 | |||
(55分) | ↓ フェリー | 佐渡汽船 | 6,640円 | |
10:47着 | 両津港 | |||
<佐渡サイクリング> | 180km | |||
17:40発 | 両津港 | |||
(2時間) | ↓ フェリー | 粟島汽船 | 6,640円 | |
18:47着 | 新潟港 | |||
↓ 自転車 | 5km | |||
18:57着 19:36発 | 新潟駅 | |||
(2時間4分) | ↓ 新幹線 | とき343号東京行 | 11,940円 | |
21:40着 | 東京駅 |