【夏/奄美大島】マングローブカヌーにシュノーケリング。プライベートリゾートを堪能した3泊4日旅行記

2. 紀行(1日目)

AM8:00 – 2020.7.19
空港へ

旅行は旅行でも飛行機に乗るというだけでちょっとテンションがあがってしまうのが25歳。

時間的に家で朝食を済ませることもできたのですがこの浮足立った気持ちも後押ししたのか、空港までの特急の中で食事を取ることに決めました。

山手線から京成スカイライナーへ、例年ならスーツケースを転がした家族や夫婦、外国人で活気のあるはずの日暮里駅は人がまばら。

少ない人出の中でお客さんを呼び込もうとも一生懸命頑張っていた、あんぱんで有名な木村屋ブランドの”キムラスタンド”であんパンではなく260円のたまごサンドを購入。

特急に乗るとき、「隣に誰も座ってこなければいいな」と毎度のことながら考えていたのですがそれも杞憂で、まさかの私が乗った車両には私しか乗客がいません。

普段ならラッキーと思うのでしょうが、情勢が情勢なので、ちょっと不安な気持ちにもなってしまいます。え、旅行しようとしているのって俺だけか?と。まだみんな自粛しているのか、と。

まあそんなことを気にしていても始まらない、電車や飛行機が活動しているのだから、当然それを使役する人間も活動してよいはずだと、訳の分からん自論を携え、誰の声も音も聞こえない車両な中で一人肩身を狭く座ります。

AM9:00 – 2020.7.19
成田空港

日暮里から成田空港をたった40分で結ぶ特急の中では、朝食を食べ終わって今日の予定を確認するだけで時間を使い果たす。

成田と言えば基本的に海外渡航でしか利用しないので、第一か第二ターミナルをよく使うのですが、今回は航空券をケチりLCCでの渡航するので学生時代によくお世話になった第三ターミナルへと徒歩で向かいます。

ターミナル間を結ぶ巡回バスもあるのですが、歩いて空港の雰囲気を感じたいという酔狂、いやたった5分歩くだけのことを酔狂というのは大袈裟だな、と考えていると目的地の第三ターミナルに到着。

テロ等のアクシデントがあると全ての航空便が”欠航”になるというシーンをよく映画とかで見た記憶がありますが、まさにそれと同じような状況が目の前の掲示板に出ており、改めて今の状況が異常であることを思い知らされます。

ターミナル内も、やはり通常時と比べてしまうと閑散としている感は否めません。

しかし、先ほどのスカイライナーとは違ってそれなりに人はおり、これから飛行機に乗るのに興奮を抑えきれない子供や旅先での旅程を今決めている様子の学生など、ふだんの夏休みらしい空気を少しは味わうことができなぜか安心してしまう自分がいました。

AM11:00 – 2020.7.19
2.5時間のフライト

今回利用した飛行機は成田と奄美を直行で結ぶ、Peach Aviation。ANAの傘下というブランドの安心感に身を委ね、2時間半のフライトを本を読んで過ごします。





座席180のエアバスには100人強の乗客が乗っており、それでも明日から平日ということを踏まえると結構な人数が奄美を訪れるものだなと、驚きました。

PM1:00 – 2020.7.19
奄美大島上陸

飛行機が奄美に着陸して搭乗橋を出ると、まだ梅雨の東京とは違う、真夏特有のムワッとした空気が体にまとわりついてきました。

この飛行機から出る瞬間が、一年ぶりの夏の記憶を呼び起させてくれると共に、いよいよ奄美大島に到着したという実感させてくれる瞬間でもあります。





まずは空港の送迎出口に出て、予約していたレンタカー会社の案内係の人に誘導されて、空港から徒歩5分程度の場所にある営業所までマイクロバスで5分かけて行きます。

レンタカーを借りる手続きを終え、いよいよ奄美観光を始めていきます。

PM1:00 – 2020.7.19
土盛海岸

まず真っ先に向かったのが、奄美空港から北へ1kmほど進んだところにある、ブルーエンジェルといわれる濃いグリーンの海で有名な土盛海岸。

人気スポットである一方で駐車スペースが少なく、私たちが車をとめるともう満車状態。

駐車場から決して広くはない辛うじて整備された道を100mほど下っていくと、目の前に本土の海とは比べものにならないほど青く澄み渡った海が広がっていました。

人もまばらで、ものすごい解放感を味わうことができました。

サンゴの死骸でできている砂はいつも静岡とかで見る砂浜の砂とは違いサラサラとしています。

PM2:00 – 2020.7.19
昼食

遅めの昼食を取ります。

今回泊まるホテルは小さなヴィラなのですが、そのヴィラの管理人さんと15時にばしゃ山村というリゾートホテル前で待ち合わせをしていたこともあり、どうせならということでこのばしゃ山にあるレストランでお昼を食べることにしました。

独特な入口を入り、さぞかし中も独特なのだろうと期待をしていると、いやそういう訳でもありませんでした。

席からは海を一面に見渡すことができ、海では海水浴を楽しむ人やジェットスキーがバナナボートを引きずる様子などを眺めて、注文した料理を待ちます。

今回注文した豚骨うどん。意外な組み合わせに思わず頼んでしまったのですが、こちらは期待を裏切らずとても美味しい。あっさりしつつコッテリ豚骨の絶妙なバランスが癖になりそうです。

PM3:00 – 2020.7.19
本日の宿

今日から二連泊お世話になるヴィラへと向かいます。

優しそうな年配の管理人さんと無事ホテル前で待ち合わせることができ、レストランから車を走らせること5分。一見、建造物があるようには見えない場所に車を停めるように指示されます。

このこんもりした丘の脇を階段で下りると、そこには玄関がありました。なんとこのヴィラはこの丘の真下に埋もれているようです。

管理人さんに促されるまま玄関を入ると、部屋一面のガラス窓からは遮るものが何もない、素晴らしいオーシャンビューが目に飛び込んできました。

この景色を独り占めできるとはなんという贅沢なのでしょう。さすが、良い金額を払っただけはあります笑。

部屋も綺麗にまとめられていて、二泊とは言わず、ここで1ヵ月くらいワーケーションしたいと真剣に考えてしまいました。

PM7:00 – 2020.7.19
夕食へ

ここヴィラは貸別荘形式で食事の提供はないので、近くの食事処で夕食を取る必要があります。

お酒を飲むと当然車で帰れなくなってしまうので、歩いてお店まで向かうことに。

日も傾きかけたころ道沿いに点在する民家では、庭でバーベキューをしたり、ただ酒を飲んで団らんしている人たちを目にすると、また一層に南国の情緒を感じさせてくれます。

本日お邪魔したのはここ、”てんぱん 彩海”です。

観光客向けというよりは常連客向けの雰囲気で、こじんまりと夫婦で商われています。ただこの日は私たち以外に名古屋から来たという老夫婦と遠くからサーフィンをしに来たであろうお姉さんの2組の方がいらっしゃいました。

特に奄美っぽいものを食べるわけではなく鉄板料理を頂く訳ですが、これが美味しかった。

奄美の焼酎、”れんと”を水割りで頂きながらお好み焼きを頂き、お腹がいっぱいになりました。

ふと窓を見ると、ヤモリが。

正直、おそらくそんなに珍しいものではないのでしょうが、都心で育ってきた私からすると生まれて初めてレベルで目にしたものでしたので思わず写真を撮ってしまいました。

一日目はヤモリのお話でおしまい。

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