3. 紀行(2日目)
朝目覚めて体を起こすと、まず目の前に入ってくるのがこの景色。
よきです。
この景色を眺めながら近くのローカルコンビニで購入したパンとヨーグルトで朝食を取り、今日の観光へと向かいます。
まず向かうのが、奄美大島の最南端に位置するホノホシ海岸。
奄美大島は島といっても、本州など本土4島を除くと佐渡島に次ぎ日本で面積5位の島であるだけあり、車を1時間半も走らせてようやくたどり着きます。
ホノホシ海岸はこの石碑が表しているように”丸”が特徴の海岸で、落ちている石が全て丸いんです。
作業用トラック一台すら停まっていない誰もいない専用駐車場に車を停め、この分かれ道のどちらかを行くと海岸にたどり着くことができます。(どちらからでもたどり着いた)
波が浜を打ち付けると、カラコロカラ…と乾いた音が聞こえてきます。おそらく丸い石同士が波で擦れ合っているのでしょう。
ちなみにここの石を持って帰ると不幸が訪れるとか…。どうなのでしょう。
先ほど海岸から駐車場まで少し歩くと言いましたが、その道中はこのような広々とした草原が広がっており、開放感に溢れていました。うーん、気持ちいい!
ホノホシ海岸を後にした私たちは、瀬戸内町で昼食を取ります。
はじめはいろいろネットでお店を調べていたのですが、結局のところ漁港の食堂がいいのではないかという結論に至り、せとうち海の駅に隣接する食堂を訪れました。
南国のイメージからあまりお魚は…という印象を持っていましたが、実は奄美はクロマグロの養殖が盛んであったりと有数の漁業町みたいです。
ということで海鮮丼を頂きました。器が大きいので、パッと見た感じではボリューム感は抑えられておりますが、お腹が一杯になるほどの量がありました。
また味噌汁の具が大きな魚の身で、漁師町の料理を彷彿とさせてくれます。
お昼を食べてお腹が一杯になったところで、本日のメインアクティビティであるマングローブカヌー体験。
瀬戸内町から車で40分ほど来た道を戻り、”黒潮の森マングローブパーク 道の駅”でガイドさんと待ち合わせをします。
今回参加したツアーはアマニコガイドサービスの”マングローブカヌーツアー(3時間)”。
本来は複数グループで行動するのですが、今回は貸し切り。
さっそく若い女性のガイドさんに連れられ、まずは周辺の観光地を巡るとのことでバンに乗せられて走ること5分。
到着した場所は、”マダモ自生地”。あれ、カヌーは?と思ったのですがまずは奄美の自然を巡るとのこと。確かにツアー内容にそう書いてあった!笑
”マダモ”とは地球上で最も大きなマメ科の植物らしく、いかにもマングローブに生えていそうなくるくるとした枝が特徴的です。
奄美大島でマダモが自生している場所はここだけみたい。
「ここはベストショットが撮れるよ!」とガイドさんに勧められるがままに写真を撮って頂いたのですがその言葉にウソはなく、とてもナイスな一枚を頂くことができました。
そしてお次は”フナンギョの滝”に連れて行って頂きました。
駐車スペースからは徒歩10-15分ほどの道のりを歩く必要があるのですが、ゆるやかな山道なのでそこまでキツくはありませんでした。
ここでも写真撮影。ガイドさんがいるといろんなアングルで写真を撮って貰えるから助かります。
滝を見終わると道の駅で一回休憩。そして最初の道の駅近くの船着場に行って、いよいよカヌー体験です。
潮風が気持ちいい!少しの力でぐんぐんと前に進んでいきます。
カヌーを漕ぐ川はすぐそこで海とつながっているため、潮の満ち引きの影響をもろ受けます。
はじめはマングローブ林のトンネルの中を漕ぐことができたのですが、おわりの方は水面が上がってきてマングローブの枝が頭にぶつかるようになりました。
1時間弱をカヌーで遊んで、道の駅でガイドさんとお別れです。
奄美の太陽のもとカヌーで体を動かしまくったので疲れたー!
夕飯は何にしよう。特に予定も決めていなかったので、帰りの車の中でそうするか考えます。
奄美の市街地に美味しい焼き鳥屋さんがあるとガイドさんから聞いたのでそこでテイクアウトして宿で食べようかと思ったのですが、本日定休日。
ここはいっちょ地元スーパーでご当地食材でも…と思い、スーパーマーケット”ビッグツー奄美店”へ。実は行きにここで麦わら帽子を買っていました笑
ご当地食材を選ぶ、というのは思いのほか難しく、何も思い浮かびません。調理スキルもないしなぁ。貝殻なら…。
とりあえず簡単に食べられるパッションフルーツを購入。
他は…刺身とかお酒とか適当に買います。
宿で刺身とかごはんとかを炊いて(レンチン)して、映えない夕食を取ります。ただ味は確か。パッションフルーツも美味しい。
明日はこの宿を出て新しいホテルに向かいます。