いよいよ三陸の旅も最終日を迎えました。四日目です。
こうやっていろいろな場所を自転車で走れるのは平和な世の中だからこそだな、と今の時代に生まれてきたことを感謝してやみません。令和の時代も自由な旅ができる平和な時代でありますように…。
1. 今日の天気と気分
今日は4月30日(火)。いわゆる、平成最後の日です。
今日は曇り、そして午後からは雨。東京の方は朝から雨だったようですが、こちらは午前中は何とか踏ん張ってくれました。
太陽が出ていなかったので体感温度も低く感じられましたが、走っている分には涼しく感じられました。
2. 実際に走ってみました
今日は昼から雨が降るというので早めに宿を出て八戸に向かいます。まずは腹ごしらえ。
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なんとなく撮ってみた部屋の一枚。
もう友達ともいえる国道45号線を今日も走ります。今日一番の高低差の峠はここです。高さは150mを越えるのですが、結構緩やかなのでゆっくりと余裕をもって進みます。
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登りきると平坦な道が続きます。あまり人気がないのと、天気も良くないので寂しい気持ちになります。
あまり知られていない町を知ることができるのは自転車旅のいいところですね。ここ洋野町は椎茸や畜産酪農に力を入れているみたいです。将来青森県八戸との越境合併も考えているとか。
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火事でしょうか、途中焼け焦げた家屋を発見しました。
初めて来ました、青森県。まあ当然なのですが青森県に入ったからと言って岩手との違いを実感できるわけでもなく、ひたすら走ります。国道なので県によって道路の質が変わるということもないです。
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4日間お付き合いしてきた国道45号線ですが、ここでお別れ。ここからは県道1号線で海岸線を走ります。まずは長い坂を下ります。
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海に出ました!
八戸といえば、沿岸漁業で有名ですね。特定第三種漁港にも指定されている八戸漁港はかつては日本一の漁獲量を誇っていたようです。イカ釣りも有名ですね。
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県道1号線(うみねこライン)を進むと種差海岸が見えてきます。砂浜にデカい岩がゴロゴロ埋まっているのが特徴的です。
近くの原っぱでは写生をしている人や家族で遊んでいる姿が見られました。
種差海岸から葦毛﨑へ向かう途中、ドライブにはもってこいの道を走りました。自転車でも十分気持ちいいんですけど、オープンカーで風を切るのも良さそうだな、と思ったり。
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葦毛﨑展望台に着きました。ここでは太平洋が一望できます。なぜか航空自衛隊の隊員が双眼鏡で海の方を覗いていたのですが何だったのでしょうか。
ちなみにここは太平洋戦争期に旧日本軍によって通信基地として建造された場所のようですが、何か関係あるのかな。
ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島にはこの時期大量のウミネコが島を覆い尽くしていました。遠くからでもミャアミャアという鳴き声が聞こえてきます。
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とにかくすごい数のウミネコで、油断してると糞を落とされるのでビニール傘を指している人がたくさんいました。近くの案内所で無料で貸し出してくれるそうです。
ああ、もう降ってきてしまいました。雨が。鮫駅付近でポツリときました。ちなみにこの鮫駅、魚のサメとは一切関係ないみたいです笑
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雨が強くなってきましたが、宣言通り昼前に八戸に到着することができました。これで今回の旅はおしまい。新幹線の時間まではドトールで時間を潰しました。
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…あっという間の4日間。実際に走った距離は400kmにも満たないですが、やっぱり疲れました。ちょっとはトレーニングをしてから旅に挑むべきでしたかね。
今回の旅では震災の影響がまだまだ根強く残っている三陸を、実際にこの目で見て肌で感じることができ、とても大きな収穫となりました。こうやって旅で得た経験をいつかどこかで生かしたいと思うばかりです。
それでは、また次の旅で。