これまでのチャリ旅は鉄道でしか輪行をしてこなかったのですが、今回は満を辞して飛行機輪行デビュー!その行き先は…北海道です!
自転車で漕ぐ場所としても初めての北海道。どんな旅になるのか楽しみです。
1. 今日の天気と気分
今日は2020年9月4日(金)。
今日の道南地方は記録的な大雨だったと滞在先のホテルで見たニュースで言っていましたが、確かに雨は降っていたもののそこまで言うほどではありませんでした。
気温は25度くらいで、雨で体を濡らすとちょっと肌寒い。風はそこまで強くなく、走るにはまあ問題なしといった感じでした。
2. 実際に走ってみました
7時発の飛行機を予約していたので、6時には空港についている事を考えると自宅を出るのは5時!朝4時起きです。(眠)
始発の地下鉄に乗ったのですが座席が半分くらい埋まっていて、みんなこんな朝早くから何してるのだろう…と自分のことは棚に上げて考えてみたりしました。
地下鉄とは逆にスカスカのモノレールに乗って、羽田空港に到着。

空港はまあまあの賑わいでした。
いつも飛行機を使う時は自動荷物預け機を使用するのですが、今回は自転車を担いでいますので特大荷物預け場所に並びます。

うわ、、めちゃくちゃ並んでる。
朝早いのに(早いからか)、行列が長くて若干フライトの時間が心配になるレベルでした。実際、係員の人が「6:xx発のフライトの方は手を挙げて〜」とフライトが早い人順に列を整理していました。
みなさん持っている荷物は様々で、私と同じ自転車だったり、ゴルフバックだったり。中には脚立を裸で担いでいる人もいました笑
さて、ようやく私の番が回ってきました。

サイズと重量をはかってもらい、無事に受付完了!
今回はANAを利用したのですが、ANAでは追加料金なしで自転車を預けることができます。

壊れても補償しないよ!的な誓約書にサインをするように受付の人に言われました。これ、いつも荷物についてくるタグの裏なのですが、誓約書だったのですね。初めて署名しました。
サイクリング記事なので、機内の様子とかを記事で書くのは正直趣旨とは違うのですが、すごい綺麗な写真が撮れたので…。

ほら!関東平野が一望できたんですよ!私が飛行機に乗る時は大体曇りとかなので、ここまで鮮明にビルとかスカイツリーとかを視認できたことに興奮してしまいました。
ずっと外の景色に夢中だったので、空港で買っておいたお弁当を危うく食べ損ねるところでした笑
定刻通りに新千歳に到着しました。
自転車はベルトコンベアーではなく、係の人が直接手渡しで渡してくれました。ありがたい!
さてどこで自転車を組み立てようか。
空港案内図をみるとターミナルのハジのほうにサイクルステーションなる場所を発見。

サイクルステーションなる場所に行ったのですが、普通の歩道的な感じの場所でした。
仕方ないのでここで自転車を組み立ててます。
さっと組み上げてさっと出発!

自転車でちゃんと空港から出ることができるのか心配だったのですが、思いの外簡単に脱出することができました。
冴えない天気です…。
降りそうで降らない雨に気を揉みながら北海道の道を走ります。

案内板に北海道の地名が書いてある!北海道に来たことを実感させられます。
車とかで道を走っているとこうした看板って目にも止めないですが、自転車で走ると程よく情報が目に入ってくるのこうした看板ひとつひとつも旅のいい思い出になるのです。

この木のデパートも車なら見逃してしまう景色の一つ。霊の一つや二つでも住んでそうなオーラを放つデパートには小人が住んでいるのでしょうか笑
小人の霊に取り憑かれる前にさっさとその場を立ち去り、次はウトナイ湖に向かいます。

ウトナイ湖はラムサール条約に登録されている湿地でして、靴裏とチャリのタイヤを消毒してから中にお邪魔します。
うーん、湖だ!それ以外の感想はなし!滞在時間は30秒。こういう切り替え大事。
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湖のことは一旦忘れて、コンビニで水分補給をすることに。

北海道コンビニでお馴染みのセイコーマート。
普通なら150円くらいするアクエリアスが何と105円で売っていました。安い!
出発から一時間ちょい。苫小牧市街に入ったところで天気予報通りに雨が降ってきました。
雨に備えてリュックは防水カバー、中の荷物も全てビニールで梱包。準備は万全なのですがやはり雨には降ってもらいたくないです…。

国道沿いをひたすら無心で走ります。
苫小牧から室蘭への道はトラックの交通量が多くてヒヤリとすることもしばしば。
そうやって神経をすり減らしながら走っていると、思わぬ不幸が降ってくる…。

パンクです。
まだこのチューブ、500kmくらいしか走りこんでないんだけどな…。よくみると小さなガラスがタイヤに食い込んでるし。運が悪い…。
幸いなことに、パンク処理をしている時だけ雨が止んでくれたので、ささっとチューブ交換をして立ち去ります。
国道36号線をひたすら西に進むことさらに1時間。
北海道らしい景色を見つけたのとりあえず写真撮影。(なんかでかい円柱が北海道らしくないでしょうか?)

さらにちょっと進むと白老町に入ります。

白髪の老人が多そうな町ですね。(失礼)
ここ白老町には「ウポポイ」というアイヌ民族共生博物館が今年7月にオープンしたばかりということで、せっかくなので私も行ってみることに。
1200円という、正直高い料金を払って早速入場。

立派な博物館だなあ。私の感想はそれだけです。
なぜかって。
それはコロナで非常に厳しい入場制限がされていて、予約していないと入れないからです!!
そもそも平日に行ったのが逆に不味かった。学生が多すぎる。

小学生グループや中学生グループが5団体くらいはいたと思います。彼らが博物館の入場枠を全てかっさらって行ってしまったのです…。
この1200円はアイヌ文化の保全と発展に寄付したと思って、滞在時間10分でこのウポポイを後にします。
と、その前に昼食をこの博物館内で済ますことにしました。(正確には入場ゲートの外にある食堂)

メニューを眺めて、なんとなく北海道っぽい鹿肉そばを頼みました。
歯応えがあって美味しい。雨で体が冷えていたので温かい蕎麦は体に染みます。
雨も結構小雨になってきたので周りの景色を見る余裕が出てきました。
早速、なんかよくわからないけど目について建造物たちをご紹介します。



自転車だからこそカメラに納められるこの景色(?)たち。しょうもないけど、でもなんかどこか引っかかる、そんな感じの景色が私は大好きです。

雨もやんでルンルンで走っていました。
油断してる時にまたやってしまったのです。パンク…。

しかもまた鋭利なものが刺さってる!プクプク言ってるよ!
ここで自分にチューブのストックがないことに気がつき、ちょっとフリーズ。
とっさに近くの自転車屋さんを調べると、7km先にあるとのこと。遠い。。。
自転車を押して7kmはとてもじゃないけど歩けないので、パンクしたタイヤを引きずりながらそのまま自転車屋まで走ることに!
チューブレス対応ホイールであったこともあって、なんとか時速20kmをキープしながら自転車屋まで漕いで行くことに成功。

流石の手際の速さでパンクを修理してくれました。てか穴が2つも空いてた。ほんと、運が悪いなあ。
ストックのチューブも2本調達して、救世主たる自転車屋さんを後にします。
自転車屋さんから5kmくらいですぐにゴールの東室蘭駅に到着です。

ホテルでチェックインしたら真っ先に大浴場に行き汗を流す…!この瞬間が気持ちいい。
ちょっと仮眠をして夜ご飯を食べに駅前をぶらりと。

評判良さそうな居酒屋を見つけたので、そこでご飯を頂くことに。お刺身盛り、美味しかった!
明日も早いのであまりお酒は飲みすぎず、夜も早く寝ましたとさ。
3. 実走記録