【国道6号線】灼熱の中、水戸街道を往く【自転車】

なぜこの日に出発することを決めたのだろう、と思うほどに暑い、暑い。そんな盆休みも終わりのこの日、みなが東京への帰路につくのを横目にひたすら国道6号線を北東に駆け抜けました。

国道6号線は東京から水戸、いわきを経て仙台まで太平洋沿いを走る道です。今回は「水戸街道」と呼ばれる、東京~水戸間を走破します。

1. 今日の天気と気分

今日は2019年8月18日(日)。冒頭でも触れましたが、最高気温は35度の真夏日。日焼け止め、塩タブレット、スポドリと、暑さ対策万全で挑みました。

少し風があったので体感温度は実際の気温よりも少し低く感じましたが、でもやっぱり直射日光がキツイですね。

2. 実際に走ってみました

6:40
自宅を出発

まだ涼しいうちに自宅を出発。空は青く、今日も暑そうです。1Lのスポドリを装備していざ出発となります。

この写真は自宅付近ではなく、国道6号線に入るまでに通った秋葉原付近の道を適当に撮ったものです。 朝感出ていて、個人的にとても和む一枚です。

7:03
国道6号線に合流

国道6号線の始点は日本橋ですが、自宅の場所の都合上、秋葉原付近から合流しました。日曜朝ということもあってか、あまり車通りは少ないです。

国道6号線の交通標識。今日は目的地まで何回お目にかかることになるでしょうか。

 

さっきの二股交差点からちょっと進むと浅草に到着。すでに外国人観光客の姿がちらほらと。浅草楽しんで~

浅草松屋の一枚。自転車を入れて取る写真はアングルが難しい…。

 

東に目を向けるとスカイツリー。太陽が落ちてくるのではないかというくらい大きい太陽。これが真南に登ったら暑いだろうな、嫌だな、と思いながらもペダルをこぎます。

7:14
曳舟付近

曳舟とは、水路に浮かべた船を水路沿いの陸路から牽引することで、その用途に使われた用水路がここ墨田区北部にあったことからここ一帯は曳舟と呼ばれています。

お、案内標識に水戸が現れました。105km、約5時間心の中で「あと何km、あと…」とつぶやくことになります。

 

ほんの少しの距離ですが、自転車専用レーンが用意されていました。専用レーンがあると気兼ねなく走ることができるので、どんどん普及して欲しいです。

7:22
荒川河川敷

颯爽と自転車で駆け抜ける集団が荒川河川敷に数チームいました。私はまだ荒川を走ったことがないで近いうち走りたいと思うのですが、できれば何人かで走ってみたいものです。

荒川河川敷は結構きれいに整備されていて、野球場も数面用意されています。

 

荒川は四つ木橋という橋で渡ります。何の変哲もない橋です。

8:39
千葉県我孫子

よく千代田線の行き先で目にする我孫子は、思った以上に田舎でした。大正から昭和にかけて、大正デモクラシーの思潮の一つである白樺派の拠点となった我孫子は、「 北の鎌倉」と評されていたようです。

国道沿いはマンションやディーラーの店舗などが立ち並んでいます。

 

でもちょっと国道を外れるとご覧の通り、一面の田んぼです。この写真はお気に入りの1枚です。

8:52
茨城県取手市

出発から2時間ちょっと、茨城県に突入です。最初は取手市という町を通過します。ここはもともとは宿場町として発展し、いまは東京のベッドタウンとして機能をしていますが、それでも最近は人口減に悩まされている地方都市のひとつです。東京芸術大学のキャンパスが取手にはあるため、アートの町としての地域おこしを行っているみたいです。

こういった県や市の境に設置されている標識は、特に意味もなく写真に収めたくなってしまいます。

 

ここまではずっと片道二車線の立派な道が続きましたが、茨城に入ってからは一車線になったり二車線になったりを繰り返します。

9:21
牛久沼

水戸街道沿いの数少ない名勝スポット、牛久沼です。うな丼発祥の地ともいわれていており、かつてはうなぎが獲れていたようです。河童の伝説もあるらしく、意外と持ってる沼です。

なんか黄色いです。

 

あと、牛久沼の湖畔にオブジェクトがあったので写真を撮ってみました。何をイメージして作られたものなのでしょうか。虹色のかまぼこ?

10:05
茨城県土浦市

土浦といえば霞ケ浦ですが、あいにく国道6号線は霞ケ浦からは離れており、相まみえることはありません。

常磐線荒川沖駅付近、いよいよ案内標識に仙台の名が出てきました。今回は仙台まで行くことはかないませんが、来年までには仙台まで走破したいです。

 

さっきまで町中を走っていたのに、いつの間にか自動車専用道路みたいな装いに代わりました。ですがここはルール上自転車も走れる道ですので、細心の注意を払いながら遠慮なく走ります。

11:43
茨城県石岡市

途中コンビニでの休憩を挟みながら、石岡市市街地へ。石岡市の近く(といっても10km以上離れてる)には茨城空港があり、至る所に空港の案内標識を見かけました。でも市街地からすごい遠いし、電車も通ってないらしく、経営が難しそうな空港だなあと思ったり。

石岡市街地。国道沿いはディーラーがとても多くて驚きます。

13:13
東京から100km、水戸まで7km

100kmを超えると、「もう十分走ったかな、もういいかな」と変な達成感を抱いてしまうため、下手に150kmを走ろうとすると残り50kmは精神的にかなりつらい状態で走ることになります。今回は115kmなので、まあ大丈夫です。

100kmポスト。ゴールまでも近くもう余裕です。ここからはちょっとスピードアップです。

13:40
水戸到着、千波湖・弘道館観光

水戸と言えば偕楽園。ですが一度行ったことがあるので今回は他の観光地を巡ることにしました。

まずは偕楽園の下に位置する千波湖を散策してみることに。

 

真夏の真昼ということもあって人が全然いないです。

すこし池を回ると水戸黄門の像を発見。遠目からパシャリ。ピントがうまく合わない…。

 

でかい鳥が…!

水戸駅を越えたところにある、徳川慶喜が謹慎もした水戸藩校弘道館へ。この立派な門構え、てっきり弘道館かと思ったらまさかの現役バリバリの小学校でした。格好いいなあ。

小学校をぐるっと回ったところに弘道館の正門はあります。駐輪場に自転車を置いて、小一時間見学をしました。江戸幕末から明治にかけての時代はやはり面白いです。wikipediaでいろいろ調べながら展示物を見て回りました。

 

ホテルにチェックインし、昼寝ののち夕飯。せっかく水戸に来たので水戸らしいご飯を、と思い行きついた先が納豆ラーメン。納豆のせいか、スープがあっさりとしていておいしかったです。

一日目はおしまい

 

3. 実走記録

3 COMMENTS

おなつ

来週夏休みで水戸の実家までクロスバイクで帰省しようかと調べていたところ、おつじさんのブログにたどり着きました。道中の写真も豊富ですごく参考になりました!
とてもこんな時間で到着できそうにありませんが、昨年も35℃という猛暑の中素晴らしい走りですね。
ちょうど1年前の今日だったので、驚いてコメントしちゃいました。

返信する
oh-tsuji

おなつ様
当ブログをご覧頂きありがとうございます!(お返事が遅れてしまい申し訳ございません…。)
自転車で無事に水戸までたどり着けましたでしょうか?少しでも参考になりましたら幸いです。

返信する
地元の人

お疲れさまでした。楽しく拝見させていただきました。牛久沼にカラフルなオブジェは龍がモチーフになってます。龍ケ崎の龍です。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です