3.旅のきろく 2日目
二日目の朝。

朝食前の仕事。
ではなくて、壊れたスマホの代わりを真剣に探している。
実は一昨日、飲み会帰りの家のお風呂で、湯船で寝落ちした。
持ち込んでいたスマホは、そのまま水没。
机の上のジップロックは、水没したスマホと乾燥剤を入れていたものだ。
結局、スマホは復活せず・・・。

朝食も、もちろん部屋食。
旅館の朝食は、いつもの朝食の何倍も品数が出てくる。
それなのに、ペロッと食べられてしまうのが不思議だ。
公式サイトによると、関東風の卵焼きは、毎朝厨房で作るできたてらしい。

チェックアウト前に、部屋のトイレを一枚。
足元に、小さな丸い窓が付いている。
窓の向こうには、石と竹の筧のある小さな庭が見える。
トイレの中まで、庭を楽しませる造りだ。

チェックアウトして、記念に宿のエントランスで家族写真。
息子が生まれて初めての旅行の、記念の一枚だ。
宿を出て、熱海城へ向かう。
目当ては桜。

国道135号を何度も通って、存在だけは知っていた。
来たのは、今回が初めて。
山の上から、熱海の街と海が一望できる。
熱海城は1959年に建てられた観光施設で、昔から実在した城ではない。
天守は外観5重、内部9階の鉄筋コンクリート造だ。

桜まつりが開かれていると聞いて来たが、そこまででもなかった。
五分咲きくらいだろうか。
熱海城の桜まつりは、3月下旬から4月上旬に開かれるそうだ。
城の周りには、200本ほどの桜が植えられているという。

天守を背に、家族で自撮り。
結局、30分も居なかった。
続いては、熱海駅前の商店街へ。

初めて来た熱海の商店街は、すごい人でにぎわっていた。
アーケードの下は、人でぎっしりだ。
平和通り名店街という、駅から海へ向かう下り坂の商店街らしい。
土産物店や食事処が、軒を連ねている。
お土産は、ここで調達した。
ここで、駐車場の話。

熱海駅の周辺は、どこも混んでいた。
一周目は、どの駐車場も満車で全滅。
もう寄らなくていいか、と諦めかけた。
念のためもう一周してみたら、たまたま空いていた。
諦めなくてよかった。

車に戻って、息子はお昼タイム。
ミルクのあとは、げっぷをさせるために背中をトントンする。
我々大人は、熱海で食べるのを断念した。
どこも混みすぎていたのだ。
どこで食べよう・・・。
熱海を離れて、帰り道へ。
トイレ休憩に寄ったのは、「干物の山安 根府川店」。
山安は、江戸時代の文久3年(1863年)創業という、小田原の干物店。

妻の戻りが遅いと思ったら、一人できんめの試食をしていた。
炭火で焼いたきんめ鯛開きを、楊枝で食べるスタイル。
その日の試食品は、1,296円で販売中だった。

帰りの車内。
ドリンクホルダーには、スタバのカップと哺乳瓶が並ぶ。
大人の飲み物と、息子の飲み物だ。
熱海からの帰り道は、激混みだった。
結局、4時間ほどかかった。
それでも、そのまま帰らない。
熱海城の桜には物足りなかったので、地元の光が丘公園で桜を補充する。
4時間の渋滞のあとでも寄る、この執念。
光が丘公園は、練馬区で最大の公園。
戦時中は成増飛行場があり、戦後は米軍の家族住宅グラントハイツだった土地で、1981年に開園したそうだ。

ここの桜は、ほぼ満開だった。
ベビーカーを脇に置いて、息子を抱いて桜の下に立つ。

いやー、やっぱり日本人は桜!
今年の桜成分を補充完了。
桜の下で、家族三人の自撮り。
ようやく帰宅。
赤ちゃんを連れて旅行する大変さを、思い知った一泊二日だった。
けれど、子供と一緒に思い出を作っていくのは、楽しそうだ。
今回の旅は、息子は記憶していないだろうけど。
だから、こうして備忘録に残しておく。
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