2泊3日で銀山温泉と乳頭温泉を一度にめぐる旅

2. 紀行

AM6:00 – 2021.2.24
大宮駅にて動

朝六時。大宮駅のみどりの窓口に並ぶところから今回の旅は始まります。

営業開始時間にも関わらず、すでに数人の列ができていました。

なぜわざわざみどりの窓口に並んでいるのか…それには深い理由があるのです。

それは、2/11に福島で発生した地震でもともと予約していた便が運休になったら。

普通料金で予約しているチケットなら、運休が分かった時点でまたオンラインで取り直すことができたのですが、今回はトクだね割を適用してチケットを購入していたので、窓口でしかチケットを取り直すということができなったのです。

しかも出発の当日にならないと予約変更ができないというではないか。

予約システムの不便さに振り回されて少し呆れてしましたが、地震から10日ほどで全線の運転再開したことの感謝の方が上回ったので、特に何も言いません。

地震発生後に東北新幹線が不通になったニュースを聞いた時には、今回の旅行はいけないのではないかと本当に心配したものです。




さて、みどりの窓口で追加料金なしで無事チケットの交換を終え、9時半出発までの時間を漫画喫茶でつぶします。

漫画喫茶に入ったのは3年ぶりくらいだったので、ちょっとテンション高めに、数冊のマンガを読んで時間をつぶします。

少し誤算だったのが、私の入った漫喫はフードの提供がなかったこと。

朝ごはんもここで済ませてたかった、もっと言えば漫喫のあの安っぽいカレーを食べたかったのですが、ドリンクしか提供していない。ちょっと高いけど快活clubにすればよかった―と少しだけ後悔というほどでもない悔しい思いをしながら、予定より少しだけ早めに漫喫を出てマックで朝食をとりました。

AM9:30 – 2021.2.24
新幹線に乗り込むと

9時半に彼女と待ち合わせをして、新幹線の中で食べる昼食を買ったりします。

ホームに上がると、ちょうど新幹線がやってきました。

今日が平日、そしてコロナ禍というのに新幹線の席はほぼ埋まっていました。

朝窓口で発券してもらったチケットを片手に席を探すと…

あれ、大学生と思しき女性二人がもう座っているぞ。間違って座っちゃっているのかな、と思いチケットを確認してもらうと、私たちが持っているチケットと同じ座席番号が書かれている。

そんなことある??確かに、今乗っている便は臨時ダイヤで運行されていて、彼女たちが持っているチケットはダイヤ変更前のチケットらしいが、彼女らが言うには駅員さんがこれで乗れるといったらしい。

まあ普通に考えたら、乗れますよね、そのチケットで。

とりあえず通路で突っ立っているのも後ろに並んでいるほかのお客さんの邪魔だったので、私たちはいったんデッキに退避。

そしてすぐに車掌さんのところまで行って事情を説明したら、ポケット端末ですぐに別の席をあてがってくれました。

先に席に座っていた二人に「私たちは無事席を確保できたのでもう気にしないで」と伝えると、あちらもほっとしたような顔をしていました。

なんやかんやでようやく座席につくことができました。こういうトラブルも旅の醍醐味です。

銀山温泉の最寄り駅である大石田までは3時間以上。映画を観たりしているうちに、景色がだんだん白一色に。

子供だった頃ほどではないですが、雪を見るとやっぱりちょっとテンションが上がります。漫喫に続いて二回目のテンション↑です。

途中、ものすごい吹雪いていて新幹線止まったりしないよね?と心配になるくらいでしたが、特に問題なく目的地へ走ってくれました。

PM1:20 – 2021.2.24
大石田駅に到着、銀山温泉街へ

景色が真っ白であることに何の違和感も感じなくなってきたころには、下車駅である大石田に到着していました。

乗っている乗客のほとんどがこの小さな駅に降り、一個しかない改札はご覧のとおりの混雑。持っているチケットによってはいちいち駅員さんの確認が必要みたいです。

10分も並んでようやく改札の前まで来たのですが、スマホを改札にタッチして1秒もかからず改札を通過。ほんと、何だったのかあの時間は。

駅にはいろいろな旅館のバスの運転手さんが看板を持って私たちを待っており、新幹線から降りた人たちはそれぞれお世話になる旅館さんのもとに集まっていきます。

私たちも今回宿泊する、古勢起屋別館のバス運転手さんの元に行き、名前を告げます。すると運転手さんが名簿を確認し、名前があることを確認すると先にバスに乗って待っていてと伝えられました。

あると分かっていても、名簿で名前を確認されるときは自分の名前が本当にあるのかドキドキしてしまいます。今回も無事バスに乗る資格がありました。

このバスは姉妹旅館である銀山荘のお客さんも乗っているため、このように大きなバスにも関わらず中はほぼ満員。有名観光地はコロナ知らずのようです。

出発時間になり、運転手さんが人数確認をはじめました。いよいよ出発です。

バスに揺られること40分。どんよりとした空も相まって、外は寂しい雰囲気になってきました。

一度、銀山荘という宿で降ろされて、古勢起屋別館に泊まる人はそこからワゴン車に乗り換えてまた移動です。といっても銀山荘から古勢起屋別館までは500mくらいの短い道のりなので歩いても行ける距離です。

PM2:10 – 2021.2.24
旅館にチェックイン

ワゴン車で銀山温泉街の入り口まで送ってもらい、そこから歩いて旅館へ。

目に入る景色がどれもすべて魅力的で、何枚も写真を撮りまくりです。メモリを気にせず撮りまくれる今の時代に感謝です。

これが良く見る銀山の温泉街か!夜になるともっと綺麗なんだろうな、楽しみだ。

そしてここが本日泊まる宿、古勢起屋別館。

中に入ると少し狭いけど静かで心落ち着く雰囲気に包まれていた玄関を通り、奥の受付へと向かいます。

チェックインを済ませて、ただまだ部屋に入れるまで30分ほど時間がかかるみたいのなので、それまで外を探索することにします。しずかにね。

ぶらぶらと温泉街を歩き、お土産さん”江戸屋”に入りました。

ここでは部屋でお酒のつまみにするための、米沢牛のジャーキーを購入。

部屋に入れる時間になったので、再び宿へ。

今回私たちが泊まる部屋は、五〇五号室。

二人で泊るには広すぎる、良き部屋です。

長い移動で疲れたので少し休憩して、そのあと銀山荘の露天風呂に入ります。

PM3:30 – 2021.2.24
温泉と温泉街散策

ここ、古勢起屋別館にも温泉はあるのですが、そこまでお風呂は大きくなくしかも室内で景色が見れないとのこと。

ですので古勢起屋別館宿泊者なら無料で入れる銀山荘の温泉に入ることにしました。

まだ早い時間ということもあって、男湯は私一人。のんびりと温泉を堪能することができました。

温泉から出るとさきほどの銀山温泉街めぐりの続きをします。

銀山温泉街のメインストリートに設置されたこの小屋は…休憩室でしょうか。

中にはコーヒーの自動販売機が設置されていて、コーヒーのいい匂いが室内に充満していました。

温泉街の奥の方に進みます。

滝があると聞いていたのですが、そこまでの道を見つけることができず。

代わりに何やら怪しいトンネルを発見。中に入ると、疎水坑とかいう坑道であることを示す説明書きの看板がありました。

どうもトンネルの中は足元が悪く、見事に足を取られた私は靴の中が完全に水没し、ぐちゃぐちゃに。ああ…乾かさないと…

疎水坑をそそくさと後にして、気持ち悪い足元を我慢しながらお次は可愛らしいお土産さんに。

ここではお土産の焼酎を購入。帰りの荷物が重くなるぞ!

PM6:30 – 2021.2.24
お夕飯、そしてまた散策

今日の夕飯は何だろう。ここの宿は正直、銀山温泉のすべての旅館の中ででたまたま一室空いていたので予約したにすぎず、特にどんな料理が振舞われるかなどは気にしていませんでした。

じゃじゃん。美味しい。肉も魚も。飲み物はセルフでビール飲み放題。大満足です。

お腹もいっぱいになり、お酒も回って気持ちよくなったので、銀山温泉一番の見どころともいえる、夜の景色を見に行くとしましょう。

日中とはまた変わって幻想的な風景が広がっていました。

しかも雪が降り、その景色を更に幻想的なものにしています。

この写真が撮れただけでも、今回の旅の目的は達成されたといっても過言ではないかも。

至る所で写真撮影会が行われていました。私たちもほかの人に頼んでもらい、写真を撮ってもらいました。

十二分に写真を撮ると、すでに体が芯まで冷え切ってしまったので宿のお風呂に急いで入ります。

この階段を降りた地下?にあるお風呂は三人程度が定員の小さなお風呂で、あまりゆっくりはできませんでしたが、あっついお湯が身体を温めなおしてくれました。

明日の朝も7時半朝食と早いので、今日は早く寝ることにします。

2021.2.24
一日目おしまい
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